元スパコンSEが効率的投資で夫婦そろってセミリタイアしたブログ

2025年に夫婦そろってセミリタイアしたスパコンSEが投資について語るブログ


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紛争中、女性は購入を増やした。

報道を見ていると、

「中東紛争の終わりがみえない」

「ナフサが不足している」

「インフレが再加速している」

と、ネガティブな報道が目立っていますが、相も変わらず絶好調な株式市場です。

 

円高に傾いた昨今においても、オルカンは最高値を更新し続けています。

 

地政学的リスクとは何なのか…。

 

そんな状況において、バンガードが『この紛争時に、投資家がどんな行動をとっていたのか?Discipline prevails during geopolitical shocks | Vanguard』を分析してくれていたのでご紹介したいと思います。

 

動じないバンガード投資家

以下のグラフは、

  • S&P500のデイリーリターン(左軸)
  • 売買したバンガードの投資家の割合(右軸)

を示したもので、

株価を大きく下げていった3-4月の間にも、売買した投資家は増えておらず、むしろ微減となっています。

 

株価が大きく変動すると、

「いったん売っておこう」

「このチャンスに購入しよう」

と考える人も多いでしょうが、バンガードの投資家の『売買件数』だけでみると非常に落ち着いた取引ができているように思えます。

 

マスコミやSNSの煽りに影響されるてタイミング投資するようなこともなく、冷静に行動していて素晴らしいですね。

 

強気なバンガード投資家

もう少し長い目で、

  • Bull-to-bear ratio(強気指数:買い越し数、売り越し数から計算)
  • VIX(恐怖指数)

を見たのが以下のグラフで、

VIX指数が上昇している時に、バンガード投資家の買い越しが増える傾向にあることが分かります。

 

先にご紹介した「S&P500が下落していっても、売買件数は増えていなかった」と組み合わせると、

  • VIXが高まるようなタイミングでは、売りが減って買いが増える

ということになるようです。

 

冷静なんじゃなくて、強気だった…!

 

属性別に強気なグループ

最後に、紛争中の性別や年齢による違いにも言及していました。

 

性別では、

女性はそもそも取引を行う可能性が低く、取引を行ったのはわずか11%で、男性の16%と比べて低い割合だった。しかし、取引を行った人々の間では、女性は買い越しとなる傾向が強く、買い越しと売り越しの比率は男性(3:1)よりも女性(4:1)の方が高かった。

と、紛争時においては、

  • 女性の方が、取引する割合が低い
  • 女性の方が、『売り』よりも『買い』が優勢になる

との結果が出たようです。

 

女性の方が強気だった!

 

そして、今回の下落が一時のものであったことから「(短期的な下落時に買った)女性の方が優秀だった!」とも言えそうです。

これを読む以前からも「女性の方が○○で、男性の方が○○である」といった予想をしていたわけではありませんが、ここまでハッキリと性差が出るのには少々驚きです。

 

ちなみに年齢では、

株式を売却した人の年齢層は高く、中央値は56歳だったのに対し、買い越した人は40歳、取引しなかった人は48歳だった。

と、

  • 年齢が上がるほどに売却する投資家が増えた

としています。

 

この理由を

退職が近い投資家は、長期的な計画が維持されている場合でも、短期的な価格変動に対する許容度が低いという現実と一致する。

としているわけですが、これに対して私は、

「退職が近づいていても、自分の置かれている環境(リスク許容度)に合わせてポートフォリオを低リスク方向に振ることができていない人が多いんだな~」

との感想を持ちました。

 

年齢によって変わる適したポートフォリオ

これはちょっとした学びですね。

 

基本的には、

  • 安定した労働収入があれば、大きなリスクを取ることができる ⇒ 紛争時にも積極的に投資できる
  • 収入がなければ(なくなる日が近ければ)、大きないリスクを取るのは危険 ⇒ 紛争に備えてリスクを下げておく

といった考えのもとでポートフォリオを組んでおくべきなのでしょうが、現実には、

  • 事前に自分に合ったポートフォリオを組むことができておらず、紛争時に下落を恐れてリスク資産を売ることになった

となっているようです。

 

ここら辺、は案外難しいです。

 

基本的に私は、

「現役労働者であるうちは『資産の99%をオルカンで持つ』くらい積極的にリスクを取っていっても良い」

というスタンスを取っています。

 

しかし、これが30代では通用しても、

「40代でもそのままでいいのか?」

「50代になって退職も見えてきたが?」

「60代になっても一応働いてはいるが…?」

と考えていくと、時ともに適したポートフォリオが変化していく方が自然であると感じます。

 

が、普通に労働を続けていて、普通に積立投資を続けていて、「ポートフォリオを見直すべきだ」と思い当たるきっかけに出会うことは少ないと想像します。

私も『セミリタイア』というきっかけがなければ、オルカン99%というポートフォリオを採用し続けていたかもしれません。

 

よって、ターゲットデートファンドのように『時とともにリスクを低減していくファンド』のようなものが有効であるとは思うのですが、認知もされておらず、人気もなく、良い商品も少ないのが残念なところです。

(SBI証券)

 

というわけで、

  • 自分の決めたポートフォリオは、その時に最適化したものであり、生涯にわたって最適であり続けるポートフォリオではない

ということを、覚えておきたいと思います。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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