想像していた以上に日本で投資が広がりつつあるようです。
その根拠として、JSDA(日本証券業協会)から出ていた『近年の貯蓄から投資への実態面の動向』を見ていきたいと思います。
まずはNISA口座数、NISA買付額の変化。

2022年末から2025年末にかけての3年間で、
- NISA口座数:1,024万口座の増加(1,801万⇒2,825万口座)
- NISA買付額:41.4兆円の増加(30.0兆円⇒71.4兆円)
とむちゃくちゃ増えています。
なお、2,825万という数値は日本の全人口比で見ると小さく思うかもしれませんが、子どもや高齢者、専業主婦、無職といった『NISA口座を開く動機が少ない(開けない)層』も存在していることを考えると、かなり普及してきたであろうと想像できます。
素晴らしい。
なお、有価証券投資を「必要だと思うか?」というアンケートに対する回答はこちらで、

2015年から2024年末にかけての9年間で、
- 必要だと思う :20.9%の増加(23.7%⇒42.6%)
- 必要だと思わない:18.7%の減少(75.8%⇒57.1%)
となりました。
ついに、半数近くが「投資が必要」との認識をする時代となったようです。
なかには『投資が本当に不要な人』もいるでしょうから、かなり多くの人間に対して投資がアプローチできていることが分かります。
なお、金融資産における比率がこちらで、

2000年末からの25年間で、
- 株式等証券:8.6%増
- 現金・預金:5.4%減
と、『現金から投資』が進んでいることが確認できますが、伸び率はイマイチなように感じます。
多くの人が「投資が必要」と認識をするようになってきてはいるものの、
- 現金を多く保有しているのは、リスクを取って投資する必要のない高齢者である
- 投資を始めたばかりの人の中には、おっかなびっくり少額投資をしている人もいる
という状況かと思いますので、増加ペースが遅いのはある程度致し方ないのかな、とは思います。
※高齢者の資産についてはこちらもご参照ください。
というわけで、ジワジワとではあるものの、しっかりと投資が広がりつつあることが確認できました。
その中でも、個人的には「投資が必要だと思う」と考える人間が42.6%もいることに希望を感じました。
おそらくこの傾向が逆転することはないでしょうから、巨額の現預金を持っている日本が『投資大国』になっていくのではないかと期待してしまいます。
できるものならば、日本の企業が大きく成長し、賃金も上昇することで日本経済が活性化して欲しいとは思いますが、そう上手くいくとは限りません。
その残念な未来がやってきたとしても、投資の力で日本経済が活性化する未来もあるかもしれません。
これの投資先がオルカン等の海外企業であるならば、
「海外企業があげた利益を搾取することで、日本が豊かになる」
なんて世界がやってくるかもしれませんね。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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