ここでも何度か書いてきた通り、私は『オルカン+4資産均等型+現金』というポートフォリオ(バケツ戦略)を採用しています。
4資産均等型に期待していることは、
- 株式市場が不調時にも大きく値を下げずに耐え続け、市場が復調するまでの間の生活費をカバーしてくれること
にあります。
そして、もっとも肝の部分である『大きく値を下げずに耐え続け』を実現させるがべく、
- 為替の変動に強い(半分が国内資産)
- 不景気に強い(半分が債券)
という特徴をもった4資産均等型を選んでいます。
4資産均等型の他にも上記に近しい特徴をもったバランスファンドには様々あります。
その代表的な投信が8資産均等型です。
8資産均等型は、4資産均等型に加えて
- 新興国株式
- 新興国債権
- 国内リート
- 先進国リート
の4つを加えて均等割りしものです。

4資産均等型以上に分散されているので、こちらを好んで採用している方も多いと思います。
であるのも関わらず、私は4資産均等型を選んでいるのは

「GPIFが採用しているからっ!」
というネタのような本音もありつつ、以下に続く理由からです。
攻めたいわけではない
まず、8資産均等型は、
- 新興国(株式 & 債券)というハイリスクハイリターンな投資先が増える
- リートという『中リスク』と思われつつも、そこそこハイリスクな投資先が増える
と、どちらかというとリスクの高い方向に向かっているように思われます。
新興国は説明するまでもありませんが、リートに関して具体的なデータを見てみると、
例えば、eMAXIS Slim国内リート(分配金なし)が誕生した2019年10月から、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)、eMAXIS Slim国内債券インデックスと比較してみるとこんな感じで、

(楽天証券)
国内リートはコロナ禍において国内株式以上の大きな下落(50%近い)を見せており(回復も遅い)、ハイリスクと言える性質を持っているのにも関わらず、長期リターンはさえません。
債券でいいじゃん。
もちろん、これは過去のごく一部の切り取りでしかなく、時によっては
- 株式とは真逆に動いた期間
- 株式の下落の影響を受けずに横ばいだった期間
もあるかもしれませんが、ここ最近で50%近くも落ちた国内リートを『リスク低減のため』に採用するのはためらわれます。
また、仮に過去のリターンが大きかったところで、これを採用するつもりはありません。
規模の違い
各資産の規模は(SIFMAより)
- 世界債券 :約145兆ドル
- 世界株式 :約124兆ドル
- 世界リート:約 2兆ドル
と、圧倒的にリート市場が小さいです。
また新興国株式も、MSCIオールカントリー・ワールドインデックス内での10%強を占めるに過ぎません(Dimensional)
『規模が小さい』は『価格が安定しない』につながります。
株式資産のほんの1%が「リートに乗り換えよっかな」となるだけで、リート市場は倍近くの資産規模にまで膨れ上がるわけですから。
よって『安定した運用』を求めている投資家にとっては、リートや新興国資産の含まれている8資産均等型を『良いモノ』と簡単に評価することはできません。
8資産vs4資産のリターン
ちなみに、
茶線:eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
青線:ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
を、(eMAXIS Slimバランスの登場した2017年5月から)比較するとこんな感じで、

とくに、オルカン(橙線)を入れると(オルカンの登場した2018年10月から)この二つのバランスファンドに大差ないことが分かります。

思った以上に似ているので、どっちでもいいかもしれん。
まとめ
というわけで、
- 8資産は『規模の小さなリスク資産』が多めになるために、4資産均等型を選んでいますよ
という話でした。
ただこれ、「4資産均等型が正解!」という話ではなく、好みの問題の話なのでそこら辺にはご注意ください。
そして、繰り返しになりますが『GPIFが選んでいるから私も4資産均等型』というのはネタのような本当の話です。
GPIFは、国民の年金を一時的に預かっている機関なので、
- 資産を大きく減らすようなことがあれば、日本中から大きく非難される
- 資産を増やすことができなければ、存在している意味がない
の両方に配慮しなければなりません。
そのGPIFに所属している賢い人々が選んでいるのだから、4資産均等型はきっと優良な投資先なのです。
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もしかすると『自分との相性が最高の投資先』は他にあるかもしれません。
しかし、
「投資先の検討に時間を割かずに、とりあえずオルカンに投資している」
のと同じように、
「ぼちぼち納得でき、かつGPIFのような信頼できる機関の利用している4資産均等型に投資する」
のも、さほど悪くない選択であると私は思います。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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