「企業の資金調達は株式がメイン!社債はサブ!」
と思っていたけど、反対だったらしい。
株式による資金調達は、IPO、SPO(Secondary Public Offering:公募増資)を合わせて
- 1990-2001年:5,796 billion$
- 2014-2024年:8,189 billion$
と41.2%増加しています。

しかし、社債による資金調達は
- 1990-2001年: 9,526 billion$
- 2014-2024年:27,311 billion$
と、株式よりも絶対額として多いだけでなく、増加ペースも株式より早く、186.7%の増加となっています。
これを見るまで、『企業の資金調達株式がメイン、社債はサブ』と思っていましたが、そうではなかったようです。
以上!
…としてもいいくらいなのですけども、もう少し見てみましょう。
社債による資金の調達量の推移
こちらもOECDによるデータで、

冒頭で紹介した『社債の資金調達額が増加』は左端にある全世界の実績ですが、他にも大きなマーケットのある『アメリカ』『ヨーロッパ』『中国』などで同様の推移を見せていることが分かります。
これは、近年(特にリーマンショック以降)続いていた低金利の時代によって、社債における資金調達が容易になっていることが要因であると考えられます。
よって、1991年にバブルが崩壊した(低金利の時代に突入した)日本は、この『社債の資金調達額が増加』が当てはまらず、世界に逆行する形になっています。
というわけで、世界的に金利が上昇してきた昨今においては、GPD比での社債の発行額は大きく減少してきているものの、株式よりはい大きな資金調達元であることに変わりはありません。

というのも、株式による資金調達(増資)は株式価値が希薄化することにもなるため、既存の株主(経営者の多くもそう)にとって望ましい調達方法ではないためです。
というのも、この稀薄化は株価の下落を誘うだけではなく、(新しい株主が増えることによって)大株主の支配力の低下にもつながるからです。
それもあって、企業の資金調達には『ペッキングオーダー理論』という
- まずは内部留保の活用して資金調達をする
- それで足りない分を、社債などの借金で調達する
- それでも不足する場合に最終手段として新株発行(増資)で調達する
という強い傾向がみられているため、『増資=その企業はヤバい』と判断されることになりかねません。
実際に、増資によって(発行株数上昇による稀薄化以上の)株価が大きく下落していくケースは多いです。
というわけなので、これからも『世界では社債がメインの資金調達方法!』という傾向は変わらないのではないかと想像します。
なのに、我々個人投資家は株式ばかりに投資しているというのが面白いですね。
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そんな感じで書きながら、
「株式って、実は希少価値のある資産なんじゃなかろうか…?」
ということを思いついたわけですが、それはまた今度考えていけたらと思います。
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最後に、「知っていますか?ペッキングオーダー理論」というタイトルの記事となっていますが、もちろん、私が知ったのは今日です。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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