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生まれ変わった新興国株式

ずーっと残念な新興国株式。

 

20年前(2006年1月)を100とすると、こんな感じで推移しており、

  • 新興国:274.1
  • 先進国:460.9
  • 米国 :682.8
  • 全世界:470.4

と、とても残念な状況となっています(MSCI Emerging Markets、MSCI WORLD、MSCI USA UCITS、MSCI ACWI指数を使用)

 

これは今に始まったことではなく、クレディスイスによる1900年以降の調査においても、以下のように先進国株式がリードしていました。

 

しかし、これもついに終りを向かえるかもしれません。

 

というのも、ハイパー投資家のななしさんがそう言っている(?)からです。

こちらの記事は新興国推しの方にとってとても心強い内容となっていますので、是非読んで頂ければと思います。

 

…というのは置いといて、自分なりに思うところをツラツラと。

 

セクターの変化

チャールズシュワブによると、

  • 新興国株は、これまでエネルギーや素材などが中心だった
  • しかし、現在ではテクノロジーセクターの比率が大きくなった

ことが分かっています。

(Charles Schwab)

 

MSCI新興国市場は、2025年末時点で、

  • 中国:27.6%
  • 台湾:20.6%
  • 韓国:13.3%

の比重となっており、これら国々のテクノロジー銘柄が大きく成長していることは説明するまでもないかと思います。

新興国をリードしているテクノロジー銘柄とは、AI・半導体などの銘柄で、現時点ではこれら企業に強い期待があつまっていることから多くの資金を集めることに成功しています。

 

残念ながら、コモディティの販売だけでは昨今の時代をリードすることは難しいです。

付加価値を生み出すことが難しいコモディティでは、大きな利益を出すことが難しく、低価格競争になりがちであるからで、先進国の成長をサポートする材料となりがちです。

 

しかし、ハイテク産業であれば付加価値を付与しやすく、一度成功すれば連続して大きな利益を手にし続けることが可能となります。

 

このことから、

  • 新興国株式は、大きな利益を生み出すことが期待できる産業を生み出しつつある

ことが分かります。

 

割安な新興国株式

現在、アメリカ市場も新興国市場と同じくテクノロジー銘柄が市場をリードしているわけですが、下記グラフの通り、PER基準では新興国が圧倒的に割安な状況となっています。

(Charles Schwab)

 

これだけを見て「ハイテクの伸びてきた新興国は買いだ!」とまではなりませんが、比較的に魅力があることは間違いありません。

 

アメリカの金利低下

また、現在進んでいるアメリカの金利低下は新興国にとって有利となる可能性が高いです。

これは、

  • 米国金利が低くなる ⇒ ドル建て資産(米国債・米国株)の魅力がなくなる ⇒ 高利回りを求めて新興国へ資金が流入
  • 多くの新興国企業・政府は借金をドル建てでしている ⇒ ドル安になると借金の負担が軽減 ⇒ 利益の改善

となりやすいからです。

 

実際に、過去にはそのような推移をしていることがチャートから分かります。

(MacroMicro)

 

現時点では、FRBは金利低下の方向を向いていると予想されています。

これがどこまで続くか定かではありませんが、大方の予想通りに進むのであれば、『ドル安・新興国株高』がきてもおかしくありません。

 

これには期待できますね。

 

ただし…

しかし、新興国株式をリードする中国・台湾には地政学的リスクがありますし、現在のAIへの期待が『ただのバブル』であった場合、一気に瓦解することになってもおかしくありません。

また、ハイテク産業は『一社独占』となるケースも珍しくないため、

  • アメリカのハイテク企業に独占されて、新興国のハイテク企業は瓦解した

なんてことになってもおかしくありません。

さらに、低下していくと考えられているアメリカの金利も

  • 関税などの影響によってアメリカのインフレが再度上昇し、金利をあげざるを得ない状況になった

となれば、新興国にとっては厳しい時代になるかもしれません。

 

残念ながら「確実に○○がやってくる!」と言える要素はほとんどありませんから、そのあたりも考慮して

  • オルカンに含まれている新興国株式のリターンに期待する

程度にしておきたいと思います。

 

どこが伸びても美味しい思いができる。それがオルカンなのですから。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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