先日、出口戦略にについての記事を公開しました。
そこに対する、Xで仲良くして頂いているJazzy Kさんとのやりとりで、
「個別株投資している場合、出口戦略もしっかりと考えないとよなぁ…。」
と考えさせられました。
Jazzy Kさんのように売買に慣れていれば、将来性の低い銘柄を売るだけで済みそうですが、
— スパコンSE@セミリタイアブロガー (@hyoshionnu) 2026年1月14日
「よく分からないけど個別株を長期投資で」としている人は、売却の判断が悩ましいものになりそうです🤔
あたり前ではあるものの、インデックス投資では、オルカンだけを保有していれば『オルカンを売る』以外の選択肢はあり得ませんが、個別株投資では複数銘柄を保有している可能性が非常に高いため『どの銘柄を売るか?』を考える必要があります。
もちろん、常日頃から個別株取引をしている人であれば『売却する銘柄』を選定するのも苦ではないかもしれませんが、すべての人がそうであるわけでもありません。
というのも、かつて私は
「個別株の選定に自信はないけども、複数の優良銘柄を長期保有すればいいじゃん!」
と考えていたからです。
というのも、
- 20~30銘柄保有すれば、インデックスを保有に近しい分散効果が得られる
という調査結果がいくつもあるからです。
例えばこれ(PE150)で、


- 12~24銘柄ほどを保有するまではリスク低減効果は大きいが、そこから保有数を増やしていってもリスク低減効果は小さい
と解説しています。
こういった調査結果は多いため、わたしも一時期
「インデックスファンドを買って信託報酬を払うより、個別銘柄をいくつか組み合わせて買った方が良いんじゃないのか?
「銘柄選定には自信はないけれども、安定した企業を30銘柄選ぶくらいならできそうだし」
「イコールウェイトで買ってしまっていいならラクだしなぁ」
と真剣に検討したことがあります。
また、実際に上記思想で自力で分散投資をしている方も何人か知っています。
もしこれを採用していたとしても、リターンは現在と大きく変わらなかった可能性が高いですし、信託報酬の分だけ(微々たるものですけども)リターンが大きかったかもしれません。
しかし、買いは『イコールウェイトだからラク』であったとしても、売却には悩まされていたかもしれません。
イコールウェイトで買っているわけですから、売却時には同様に『保有金額が高いものから順番に売る』で問題ないように思えますが、それは意外と難しそうです。
というのも、購入時には『いま優良な企業』を選んだとしても、いざ売却する時には
- 株価がとても上昇した今でも優良な企業
- 株価が低迷してしまった今では残念な企業
のどちらの株式も保有している可能性が高く、『保有金額が高いものから順番に売る』というルールに従ってしまうと、前者ばかりを売ることになるからです。
もちろん、効率的市場仮説を強く信じれば、前者と後者の期待リターは同じになるわけですから、どちらを売っても優劣はつきません。
『良いモノを売り、悪いものを残す』という行為は、現在であれば『NVIDIAを売り、日産を買う』といった選択をすることを指しており、これは心情的には厳しいモノがあるのではないかと想像します。
よって、
- 個別銘柄を20-30銘柄集めることで十分な分散効果を得られたとしても、売却はそう簡単ではないかもしれない
と考えます。
というわけで、
「個別株の選定に自信はないけども、複数の優良銘柄を長期保有すればいいじゃん!」
という思いを行動に移さなくて良かったなぁと思うのでした。
『個別株投資』という行為そのものに魅力を感じているのなら、その選択は良い選択であると言えそうですが、「投資したいわけじゃなくて、儲けたいんだけじゃい!」という方は、おとなしくインデックス投資をしておいた方が良いかもしれませんね。
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最後の少しだけ別の角度から。
インデックスは適宜銘柄の入れ替えが行われています。
これによって、他の投資家が
- 組み入れ予定銘柄を先回りで買う
- 除外予定銘柄を先回りで売る
といった売買をすることで、インデックス投資家にとってはネガティブに働くこともあります。
しかし、「こんな銘柄に投資しちゃうの!?」を避ける効果が生まれます。
そう考えると、インデックスの銘柄入れ替えにはデメリットもありますが、心情的には助けられている面もあるんだろうなぁと、
オルカンに含まれている銘柄をほとんど知らない私なんかは思います。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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