古い友人から
「いまこそスパコンSEの資産を使う時じゃん!」
と言われて、つい

「お前は何を言っているんだ」
と返してしまった話。
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具体的に「何にお金を使うのか?」という会話だったか忘れてしまいましたが、少なくとも自分にとって重要ではない何かが対象であったため、上記のような反応をしてしまいました。
どうもここら辺、『サラリーマンを辞めた≒豪遊できるお金がある』と考えられているふしがあり、これはSNSなんかを見ていて明らかにそういった考えを持っている人が多数いるのは理解していましたが、さんざん
「いまの生活を維持するためだけであれば、頑張って働かなくてもいい資産ができた」
と伝えていた友人ですらそういった(金持ちであるという)感覚が残っていたようで、「FIRE(セミリタイア)生活の実情を理解してもらうのは、なかなか難しいんだなぁ…」
と思いました。
とはいえ、
『サラリーマンを辞めた≒豪遊できるお金がある』と考えてしまうのは理解できます。
働ける能力があるのにも関わらず働かないでいい状況となっているわけですから、
- 働いたらもっと消費できる(遊べる)ようになるのにに働かない
- つまり、好きなだけ遊べるお金があるのだろう!
となってしまうからです。
定年と早期退職の何が違うのか?
しかし、定年退職をした人に対して『サラリーマンを辞めた≒豪遊できるお金がある』とは考えないはずです。
ご存じの通り、近ごろの60代は元気な人ばかりでなので、この定年退職した方々も、働ける能力があるのにも関わらず働かないでいい状況となっているわけなので、『豪遊できる』と、直感的に判断されてもおかしくありません。
しかし、そうはなっていないように思います。
『定年退職した人への感覚』と『FIREしたへの感覚』を分けるラインは、私にとっては非常に不明瞭です。
もちろん、
- 『定年』という一つのラインを超えているか否か
で判断することもできますが、『定年』なんてものは、
「ふつうはさ~、65歳まで働くジャン?」
という、個人の(元気である、病気がち、資産の有無といった)性質を見ないまま、どっかの他人がものすごく曖昧に定めたものでしかありません。
このブログでは何度か書いてきましたが、私はこの『定年』というやつが嫌いなので、
- 労働から引退した人間が、『定年を超えているか否か』によって『お金持ちであるか否か』を判断される
のも気に入りません。
金持ちになりたい、豪遊したいんだったら仕事を辞めていない
そもそも『豪遊する』を目的としているのであれば、セミリタイアしていません。
説明するまでもなく、働けば働くほどに資産を増やすことができるからです。
イメージとしては
- 定年退職したけれども、十分な年金収入といざと言う時の貯蓄はある
といったモノに近しいかと思います。
こういった定年退職した方々も、労働を続ければもっと金銭的に豊かな生活ができるはずですが、そうではない選択をしている人も多くいます。
私も同様で、『一刻も早く仕事を辞めたかった』わけではありませんが、
- 労働によって犠牲になる時間の方が、労働によって手に入るお金よりも重たい
と判断しました。
あたり前の判断であるはずのコレが理解されづらいのは、
- 世の中に「いっぱい稼いで、いっぱい消費することが幸せな人生である」という意識がある
ためではないかと、なんとなく想像しています。
これの根底にあるのは「比較優位に立ちたい」という意識で、生き残り、子孫を残すために必要な本能からくるものなのでしょう。
比較優位に立つためには『お金』というとても分かりやすい物差しを使った戦いで勝つことがラクです。
そしてこの戦いで勝つためには『できるだけ長く労働すること』が重要な要素となってきます。
であるのにも関わらず、定年退職を受け入れて労働から離れる人が多くいるのは、60歳を過ぎた方々の本能が弱くなっているせいなのかもしれませんね。
知らんけど。
知らんのですけども、そう思います。
その「比較優位に立ちたいという本能」という点において、
- 私は他者との比較を辞める選択をした。競争から降りた。
と言えるでしょう。
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と、嘘をついてみました。
この「競争から降りた」は、FIRE達成者がよく語っている言葉ですが、上記は私にとっての真実ではありません。
実際のところ競争から降りたんではなく、
- 『多くのお金を手に入れ、多くの消費をすること』という競争から降り、「40代で引退してやったワタシすげぇ!」の方向で勝利を狙っている
だけです。
カッコよく
「私は競争から降りた」
と言えたらよかったのですが、たぶんこれが本音です。
人生に満足するためには、「足るを知る」の精神が重要なのは間違いありません。
しかし、
なんだかんだ、他人より秀でていたいのが人間じゃん。
というわけで、みなさまにおかれましても、
「資産額・消費量」といった終わりのない戦いに身を置くのではなく、自分が優位に戦える・勝利することができる戦いを見つけられることを目指してみても良いかもしれませんね。
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というわけで、この本質を捉えてそうな雰囲気のある記事が本年最後の記事です。
私らしい終わり方ができたかなと満足しています。
というわけで、みなさま良いお年を!!
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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