唯一持っている個別株であるイオンの株価がすごく上がっています。

購入した2020年2月から、なんと+196%です。
この事実から
- インデックス投資ほぼ一本でやっているけど、個別株投資の才能もあった
という真実に気づいてしまったわけですが、これ実は悩みの種であったりもします。
というのも、イオンを保有している理由は『オルカンよりもリターンが期待できたから』なわけですが、それが株価が上昇したことによって揺らいでいるからです。
イオンを買った理由
私がイオンを購入した最大の理由は『イオンでお買い物をすると3%分がキャッシュバックされる』という株主優待によるものでした。
当時、この優待を受けるためには20万円ほどの投資が必要であったため、
- 年間66万円ほどの買い物をすると、(優待だけで)利回りが10%にもなった(66万円 x 3% ⇒ 年間1.98万円のキャッシュバック)
と、毎週イオンで食材を購入している我が家にとって、とても素晴らしい利回りが期待できました。
主力投資先であるオルカンの利回りを5%や7%と仮定すると、これを超えているイオンは「買い」となります。
しかし、現在では株価が3倍になってしまっているため、優待利回りが3分の1(3.3%ほど)にまで下がってしまっています。
そこで
「これは売るべきなのか…?」
と悩んでいる昨今です。
売らない理由
さて、現在では通常の配当金も併せると4%ほどの利回りが期待できるイオンですが、今後は株価が上昇していくかどうかは分かりません。
仮に、このまま株価が横ばいに推移していくのであれば、ただの『4%の利回りが期待できる商品』に成り下がってしまうため、これを売ってオルカンに投資するべきであると考えられます。
しかし、
「4%の安定したリターンがあれば十分か…?」
「株主優待には、映画を安く見れる特典もあるし…」
「株価がもっと上がっていくかもしれないし…?」
と売ることを躊躇しています。
これ、とても危険な考えです。
買う時には、
「株主優待でが実質年利10%くらいになり、オルカンの期待リターンを上回っているので買いだ!」
と選択したのにも関わらず、いまでは
「イオンの株主だとちょっとお得だし、映画も安く見れるし、株価も上がるかもしれないし…」
と、買った理由とは関係ない文句を並べて「売らない」という選択をしようとしているわけですから。
「保有している銘柄を売ることのハードルは高い」といった言葉を聞くことがありますが、まさにこれを実感しています。
これに気づいちゃったら…?
さて、これに気づいた時点で、賢い人であれば「売り」を選択するのでしょうが、なかなかそこまで思い切れません。
先述の通り、現在の株価であってもそこそこの魅力が残っていることと、根拠なく「なんとなく売りたくない」という感情があるからです。
この記事で、現在の心境を書いてきたことで
「やはり、私は個別株投資に向いている人間ではないのだろうな」
と、改めて感じました。
というわけで、
「個別株投資はおやめなさい」
と、自身を説得しなければなりません。
そこで、イオン株で190%のリターンをたたき出した期間でオルカンのリターンも確認してみると、
- 2020年 2月時点の基準価額:10,793
- 2025年11月時点の基準価額:30,410
- リターン:183.1%
となりました。
オルカンでいいじゃん。
数値はウソをつかない
記事の前半では、190%リターンという数値を出すことで「私には才能がある」と書き、
記事の後半では、オルカンのリターンと比較することで「個別株投資をする必要性は薄い」と結論づける。
数値とは、使いようによって都合よく意味を持たせることができます。
よく聞く「数値はウソをつかない」という言葉は事実ですが、それが優れた数値かどうかは適切な比較をしない限り判断することはできません。
なんとなくすごそうな数値を見て、
「あの人は天才!」
「あのファンドは驚異的だ!」
「この公園は東京ドーム10個分の超巨大サイズだ!」
と勘違いすることがないよう注意せねばなりません。
と、個別株投資で5年で190%のリターンをたたき出して一瞬だけ喜んだ私なんかは思います…。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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