「5か月連続で米国株式ファンドから資金流出が続いている」
とのデータがありました。

※黄色線が資産の流出入(右目盛り)
出所はMorningStarで、他にも
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- 米国株式からに流出は進んでいるが、国債株式への流入は進んでいる
- レバレッジファンドからの流出がかなり大きい
- 債券への流入は大きい
といったグラフが載せられていましたので、ご紹介。
国債株式への資金移動

青の棒グラフが米国株式の資金流出を示しており、
垢の棒グラフが国債株式への流入が続いていることを示しています。
ここら辺は『直近では米国株以外の先進国が伸びている』という実際のリターンからも想像のつくところですね。
レバレッジファンドからの流出

また、緑線であるレバレッジファンドの流出は4月から急増しており、逆に赤線であるインバースエクイティファンド(下落時にリターンが出る)への流入が進んでいます。
ここからは、分かりやすく『下落を予想する投資家が増えている』と言えるでしょう。
増える債券


なお債券・地方債は、昨今では大きな流入が続いています。
というわけで、
- 米国株式や、ハイリスクな投資商品からお金が逃げ、債券のような低リスクな商品にお金が流れている
という話でした。
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とはいえ、米国株式市場は順調に推移しており、『お金が逃げている』とは思えない状況にもあります。
『米国株式ファンドから資金流出が続いている』のは事実であっても、
- 個人投資家による買い
- 自社株買い
といったものがどうなっているかは別の話ですし、ここで紹介したものはすべて『過去のデータ』であり『これから株価が下がっていく根拠』とはなりえません。
近ごろ、ネット記事を読み漁っていると、
「そろそろやばいぞ!」
みたいな記事を多く見かけるようになりました。
こういったデータを見て予想することはとても楽しいですし、私も予想だけはボンヤリとしています。インデックス投資家のあなたもきっとそうでしょう。
が、そう簡単に市場の先を予想できるわけではありませんので、
「織り込み済み。織り込み済み。織り込み済み。」
という呪文を唱えつつ、これらデータを見る必要がありそうです。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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