モーニングスターから「なぜファイナンシャルプランナーを雇うのか(Why I Have a Financial Planner)」という興味深い記事が出ていたのでご紹介。
この記事を書いているのは、モーニングスターで投資記事を書いている元公認会計士でもある投資家の方で、素人目線で考えればファイナンシャルプランナーを雇う必要もなさそうです。
しかし、以下の理由などからFPを雇っているようです。
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セカンドオピニオン
自身の考えかたに自信を持っていたとしても、他人の意見を聞くことは大切です。
自身の状況の判断はどうしても希望的観測になってしまったり、反対に必要以上に慎重な意見を持ってしまうことになりがちです。
そこで、客観的意見を取り入れるためにFPに意見を求めているわけです。
昨今ではXなどで「○○円あればFIREしても安泰」「○○円では生きていけない」といった意見を見かける機会も多いですが、あれは『自己分析』によるものでしかなく他人(あなた)にあてはまるケースは皆無です。
そこで、資産や収入を開示し、それを専門とする人から意見をもらうことで、より良い判断ができるようになります。
『医者も、自身や家族が病気になった際にセカンドオピニオンを求める』という話もよく聞きますし、
- 身近な問題だからこそ他人の意見を聞き入れるべし
は、どんな内容においても言えることかもしれませんね。
状況の整理整頓
FPに相談するためには、自身を状況を理解する必要があります。
自身のことですから「そんなことは知っている」と思うかもしれませんが、
そんなこたーない。
何かしらのきっかけがなければ自身の状況を整理することはないでしょうから、FPの利用はよい契機であると言えるでしょう。
とはいえ、これは『FPに相談するメリット」ではなく、副次的な効果でしかありませんけどね。
支出の許可
この記事を書こうとおもったきっかけがこの『支出の許可』です。
若くしてしっかりと貯蓄できている方であれば、FPに対して
「老後の貯蓄は十分でしょうか?」
「どこか支出を削るところはありますか?」
といった『資産を増やす』方向での相談する必要性は高くないでしょう。
しかし反対に、FPから
「お金を使っても大丈夫ですよ」
と、声をかけることの価値はありそうです。
基本的には『お金は使う時に価値を発揮するモノ』であるため、必要以上に貯蓄にばかり力を入れていては、せっかく増やしたお金を使えないままになってしまう可能性があります。
必ずしもそれが『悪』とはなりませんが、
- やりたこと(お金を使いたいこと)があるのにも関わらず、お金を使うことに対する罪悪感からそれを諦めてしまっている人に対しては、必要な助言ができる
とは言えるでしょう。
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さて、なぜこんな記事を書いたのか、聡明な読者様なら理解されているかもしれませんが、
「FPになったから相談しにおいで」
「無料だから」
と言うためです。
ただ、念のため言っておきますが、FP3級の資格を取ったとはいえ、人様のライフプランニングに口出しできる知識が身に付いたとはとうてい思えませんので、ただの実験台にしかなりません。
しかし、『他人に話を聞いてもらう』のは存外有効なもので、FPから的確な回答がえられなかったとて、自分のことを深く理解するのに役立ちます。
とくに『お金』という他人とは会話しづらい内容であるわけですから、これに他人の意見を取り入れることは非常に重要であると考えます。
というわけで、スパコンSEブログの餌食になってくれる方を募集して、この記事を終わりにいたします。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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