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「人気が出るとリターンが落ちる」

「人気が出たセクターは、その後のリターンが残念なものになりがちだぞ!」

みたいな話をよく聞くわけですが、モーニングスターがその実態を調査・報告してくれていたのでご紹介。

 

その記事はこちら。

Your Fund Crushed. Investors Love It. Uh-Oh.

 

この記事では、

  • 純資産が5億ドル以上
  • 年間のファンドの資産増加率(流入金額÷当初の資産金額)が200%以上(例:純資産が5億ドルのファンドに、1年以内で10億ドル以上の純流入があったもの)

という条件を満たす568本のファンドの

  • 『大幅な資金流入が起きる前のリターン』と『大幅な資金流入が起きた後のリターン』を調査

したものとなっています。

 

資金流入が起きる”前”のリターン

まずは、資金流入が起きる”前”のリターンです。

 

具体的には

  • 急激な資金流入が起きた年から過去36か月のベンチマーク超過リターン

です。

 

 

これを平均すると『ベンチマークを3.6%超過していた』ことになりますので、

  • 資金流入が激増する前のファンドは、大きなリターンをあげていた

ことが分かります。

 

これは納得の内容で、

  1. ファンドが大きなリターンをあげていた
  2. だから人気になり、多くの投資家が賭けることで資金流入が起きた

という違和感のない流れです。

 

資金流入が起きた”後”のリターン

次に、その反対にあたる、

  • 急激な資金流入が起きた年から36か月間のベンチマーク超過リターン

を見てみましょう。

パット見ただけでも

  • 資金流入が激増した後のファンドは、ベンチマークを大きく下回っていた

ことが分かります。

 

先の結果と並べると、

  1. ファンドが大きなリターンをあげていた
  2. だから人気になり、多くの投資家が賭けることで資金流入が起きた
  3. しかし、ファンドリターンはベンチマークを下回った

ということになり、2.の時点でファンドに乗ってきた投資家にとっては残念な結果となっていました。

 

これら調査内容からは、

「過去のリターンが将来のリターンを保証するわけではない」

という、ド定番の格言の通りの値動きをしていたことが分かるのと同時に、このド定番の格言を無視する投資家が多いことも分かります。

 

しかも、近年ではその『ベンチマークを下回る乖離率』が大きくなりつつあるようにも見えますので、もしかすると

  • 「流行に乗ってしまえば投資で勝てる!」と短絡的に考えている投資家が増えている

のかもしれませんね。

 

知らんけど。

 

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近ごろでは、インデックス投資に注目があつまっていることから

「インデックスだけじゃなくてアクティブにも注目しようぜ!」

「優良なアクティブファンドを選べば、インデックスより安定して高リターンが期待できるぜ!」

みたいな記事を見かける機会が増えました。

 

確かに、優秀なアクティブファンドを選ぶことができるのであれば、インデックス投資を選ぶ必要はないのかもしれません。

 

しかし、今回紹介したモーニングスターの記事からも

  • 優秀なアクティブファンドを見つけるために、過去のリターンがそのまま選定基準として使えるわけではない

ことが分かりました。

 

リターンを求めて投資をするわけですから、ファンド選定の際には『過去のリターン』を参考にするのは当然です。

 

しかし、

  • 過去に高リターンをあげてきたファンドは人気になり、多くのお金を集めることに成功するが、その後は残念なリターンになる可能性が高い。

ということを、しっかりと覚えておきましょう。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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