モーニングスターから『長期投資の成功の大きな秘密(The Big Secret to Long-Term Investment Success)』という記事が出ておりました。
ざっとまとめると、
- いつの時代も経済的な混乱はあるけども、それでもずっと成長してきたぞ
- 経済的な混乱どころか、世界戦争・核戦争の恐怖もあったけど乗り越えてきたぞ
- それは、企業が儲けるために研究開発などを頑張ってきたからだぞ
- 長期投資をしていると株価が50%落ちるような事態に遭遇することもあるけど、リターンのためにリスクを負っているのだからしゃーなし
- 何かがおきても回復するから心配すんな!
と言う内容です。
です、が、
いまのように市場が絶好調な時に「心配すんな!」といっても、誰にも響きませんよね~。
その記事の中には、バフェットの盟友であったチャーリー・マンガーの言葉として
1世紀に2、3回、市場価格が50%下落しても平静を保てないのであれば、普通株主にはふさわしくなく、得られるであろう平凡な結果も当然と言えるでしょう…
というものが紹介されており、これを流用して
「50%くらいの暴落なら生涯で2,3回遭遇してもおかしくないから、覚悟しとけよ!」
と言いたくなるわけですけども、ここまで市場が絶好調な時にそんな言葉を投げかけたところで、馬の耳に念仏でしょう。

むしろ、『株式投資というハイリスクを負った選択をしている』という感覚すらぼやけている人も多いのではないでしょうか。
良くない!
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さて、このブログでは、
「みなさまにラクに安定した投資リターンを享受してもらいたい」
という思いと同じくらい
「暴落時にろうばい売りをするような最悪な選択をさせたくない」
という思いがあって書いております。
『暴落時のろうばい売りを避ける』ためには、
- リスク許容度に見合ったポートフォリオを構築しておく
- 暴落に遭遇した状況をシミュレーションしておく
が重要だと思っています。
というわけで…、
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午前6時。いつもどおりの時間に起床してスマホをチェックする。寝ぼけた頭で前日の米国マーケットを確認しようとしたところ、画面が赤く染まっていた。
「……え?」
監視対象銘柄の株価が、前日比マイナス8%、10%、なかには20%を超えているものもある。ニュースを開くと、「〇〇ショック」「史上最悪の寄り付き」といった見出しが踊っている。SNSでは株クラが阿鼻叫喚のように悲鳴を上げ、理解が追い付かない。
呼吸が浅くなっているのに気づく。手のひらにはじっとりと汗。なぜ昨日まであんなに楽観的だったのか。あの時に売っていれば……と、過去の自分を殴りたくなる。
午前9時、市場のオープンと同時に個人投資家の投げ売りが殺到する。上値は重く、買い板はどんどんスカスカになっていく。投げ売り、狼狽売り、損切り……あらゆる売りが市場に降り注ぐ。多くの銘柄がストップ安になり、証券会社には電話が殺到、窓口では高齢者が詰めかけている映像がテレビで流れる。
昼を過ぎても食欲が湧かない。ポジションを閉じるべきか、持ち続けるべきか、それすら判断できない。時間だけが無情に過ぎていく。画面の前で、ひたすら数字が減っていくのを眺めながら、「これは夢だ」と思いたくなる。
ポジティブなニュースは一切報道されず、「明日からどうなってしまうのか…」と絶望を感じる。
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と、AIと共著した『暴落時の投資家の心情』をお届けさせてもらいました。
「いつか暴落する」なんてことは、ほとんどの投資家が理解しているものですが、それでも根拠なく「いまは暴落しない」と考えてしまっているものです。
しかし、そもそも何の予兆もなく大きな下落をするからこそ『暴落』となるのです。
予兆が出ていれば、それに気づいた人間から順次売却をしていくことでゆるやかな下落をたどっていき『暴落』とはなりませんし、
みなが楽観的であるからこそ株価が大きく上昇し、大きな山があるからこそ大きな下落である『暴落』となるわけです。
つまり、
- いまのような状況にこそ、暴落は発生しうる
とも言えるわけです。
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と、書いてきましたけども『暴落煽り』は気持ちのいいモノではありませんね。
現実には存在していない恐怖を無理やり生み出し、それで訴えかけるわけですから…。
とはいえ、暴落があった時に大きな恐怖を感じることは間違いなく、それに向けて暴落時の風景を思い描いておくことは重要だと考えます。
そこで、こんな問いを列挙しておきます。
- 株価が50%下落しても、あなたの生活は大丈夫ですか?
- 資産が数百万円、数千万円減っても売らずに持ちこたえられますか?
- ネットの言葉すべてが阿鼻叫喚であっても耐えられますか?
- ”暴落”というニュースを聞いたパートナーが「大丈夫?」と聞いてきたときに明確に「大丈夫」と返答できますか?
- 「資本主義の終了」という言葉が聞こえてきても株式を信じられますか?
- 株価の下落が1年、2年、5年と続いても、いまのポートフォリオのまま耐えられますか?
これら問いすべてに「YES」と答えられないのであれば、市場が絶好調であるいまこそ、ポートフォリオを見直すべきタイミングなのかもしれません。
みなが良い気分になっているところ、こういったイヤな気持ちにさせるような言葉を並べるのは心苦しいですが

「許してちょ」
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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