(記事中にプロモーションを含む場合があります)
「MMFに預けられているお金がむちゃくちゃ増えているぞ!」
と言っている記事($7.2 Trillion Cash Surge Signals Economic Warning)がありました。
それを表しているのがこれ。
MMFとはマネー・マーケット・ファンドの略で、ざっくり説明すると『短期債などのローリスク・ローリターンな商品に賭けるファンド』です。
モノの値段は比率で(インフレが)進んでいくため、金額ベースでの増加速度が上がっていくのは当然ですが、それにしても近年は急激に増加しています。
リスクが小さいMMFにお金が集まっているということは、「この先に、経済的な危機が訪れる」と警戒している人々が増えていると考えられます。
いまのところ実体経済が大きく後退しているようなことはありませんが、人々の心理はネガティブ方向に傾きつつあるようです。
ちなみに、
「実体経済は目に見えて悪化していない」
とは言っているものの、先行経済指数(Leading economic indicators)は下降トレンドにあります。
先行経済指数とは、以下10項目から算出する指数で、
- 製造業の平均週労働時間
- 新規失業保険申請件数
- 消費財・資材の新規受注
- ISM新規受注指数
- 非防衛資本財(航空機除く)の新規受注
- 民間住宅建設許可件数
- S&P 500株価指数
- リーディング・クレジット・インデックス
- 長短金利差(10年国債利回りとフェデラルファンド金利の差)
- 消費者の将来景況感
多くの場合において株価と連動していて動いていますが、ここ数年S&P500とは真逆に動います。
やな感じ。
もちろん、これだけをもって「下落が近い」と予言することはできません。
むしろ反対に、
- 株式以外に大量に資金が流出している ⇒ 株価が上昇する余地が大きくある
とポジティブに受け取ることもできます。
というわけで、
- 下落してもおかしくないと見える指数もある
と理解はしておきつつも、この状況をもって急いで株式を売却するべきではいように思います。
ちなみに、今回のようなちょっとした予兆ではなく、『明らかに実態をともなわないただのバブルが発生しているように見える状況』であっても、株式を売却する予定はありません。
仮に売却したとて、
- 株式を売却したあとに、そこからさらに上昇していく市場を見ながら「ちくしょー!売るんじゃなかった!」との思いから再度投資してしまい、その後に暴落が発生
なんてことになったら目も当てられませんし、他にも
- 『売却直後に大きな下落』という最高のタイミングで売却できたところで、その後も、もっと株価は下がるはず…!」と本格的な暴落を待ち構えていたら、するすると株価が上昇していった
という悲しい結果となるかもしれません。
タイミング投資では『売却』『購入』のどちらも成功させねばならず、どちらか一方だけでも成功させることが難しい中、両方を成功させるのは至難の業です。
よって、私はタイミング投資をしません。
------
とはいえ…、
とはいえですよ。
「高すぎる」
と本音では思っているわたくしは、
「さっさと売って、4資産均等型のような比較的に安心できるところに置いておくか、金利の上がってきた個人向け国債を買うとかしたいなぁ」
と思っておりますw
わたくしの『4資産均等型の活用のルール』は、『7000万を株式投信に賭け、その残りを4資産均等型にする』と決めているので、
「もしも暴落するんだったら、一瞬でもいいから株価が暴騰して、資産の多くを4資産均等型に移してからにしてくれーー!!」
と贅沢な望みを持っております。
「世の中そんなに都合よくはいかない」と思うのが凡人なんでしょうが、私はむちゃくちゃ運がいいので、きっとこの望みは叶うことでしょう。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
------
あなたのクリックが本ブログの評価を決定します。以下バナーをクリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします^^

ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係するニュースを取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!