元スパコンSEが効率的投資で一家セミリタイアしたブログ

投資のリターンを0.01%でも上げるための情報を紹介しつつ、子持ち夫婦がインデックス投資”だけ”でセミリタイアするまでの過程を公開

AIとシステムエンジニア

(記事中にプロモーションを含む場合があります)

 

システムエンジニアとして日々AIを利用しているわけですが、リタイア直前のギリギリSEであるいま、AIについての使用感を書くことに。

なお、私の本職は『ITインフラをいじくる人(非プログラマー)』ですので、ご承知おきください。

 

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SEにとってAIは便利よ

しばらく前まで『AI利用』といえば、

  • 適当なAI(ChatGPTやらCopilotなど)に、システムの一部を構成するソースコードを出力させ、それを組み合わせる

といった使い方がメインでした。

 

残念ながら、何十、何百ページにも及ぶ仕様をAIに丸投げしてシステム全体を構築することはできませんが、『組み合わせるためのパーツを作れる』だけでもムチャクチャ便利でした。

とくに、私のようなコーディングしたい内容は理解しているものの「テキストファイルに出力する関数ってなんだっけ?」と、具体的な名称が出てこない人(≒だいたい会話できるものの正しい単語が出てこない人)には最高のツールでした。

 

これによる恩恵は計り知れず、

  • 既プログラマーの作業効率が各段に上昇した
  • これまで「設計はできてもコーディングできない人」が、コーディングできるようになった

と、実体験から

「平凡なプログラマーは淘汰されていくかもしれんなぁ…」

と感じていました。

 

SEがいなくなってもおかしくない売り文句のAIを使ってみた

そんな中、つい最近になって世界的にも有名なローコードプラットフォーム(「簡単にプログラムが作れるよ!」が売りの開発ツール)を提供している企業が、「AIがイチから設計・開発しますよ」とうたっている機能をベータ版として提供してきました。

 

というわけで、実験的に使ってみたわけですが、

「まったく使えねぇwww」

と笑ってしまいました。

また、他社のツールも利用してみましたが、似たり寄ったりの残念な結果に。(なお、英語で指示を出してもダメ)

 

売り文句としては、

「仕様書を読みこませれば、AIが自動でシステムを構築します」

といったタイプだったわけですが、

『仕様書を読み取ってイチから構築する』のではなく、

『仕様書に合わせて自前のテンプレートを部分的に変更する』ような作り方をしていることが明らかで、まっくもって期待していたものとは別のシステムが出できましたw 

 

そういった意味で、

  • SEにとってAIはむちゃくちゃ便利である
  • ただし『AI』と名乗ってはいるだけで無価値なものも多い

というのが現状です。

 

よって、現時点では

「AIを使えないSEの作業効率は悪いが、AIがSEにとって代わるようなことはない」

という感想を持っています。

 

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余談ですが、つい先日ある調査を若手SEに依頼したところ、明らかに間違った回答が返ってきました。

何故その回答にたどり着いたのか確認したところ、

「AIに確認した。」

とのことで、ズッコケてしまいました。

 

現時点でAIがかなり有用であることは間違いありませんが、「裏どりをしないままのAIの回答」を業務でそのまま使うことは不可能です。

というわけで、

「こういった人材はすぐにでもAIに職を奪われるんだろうなぁ…」

と思ったエピソードを紹介させてもらいましたw

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言い換えると、

「AIはすごい!」のではなく、「AIを活用できる人はすごい!」というのが現状であると認識しています。

 

とはいえ、AIを利用することで業務効率がむちゃくちゃ改善されているのも事実なので、

「少人数の精鋭が、多くのシステムを担当するようになるんだろうなぁ…」

とも想像しています。

 

これは考えようによっては、

  • SE一人で担当するシステムが増える=SE一人当たりの責任が大きくなる

とも言えますので、メンタル豆腐はわたくしは

「そんな時代が来る前に引退できてよかった…」

と安堵しておりますw

 

ただし、『SE一人で担当するシステムが増える』ということは、賃金の上昇にも期待できる(上昇してあげて!!)ので、これからSEを目指す人にとって、AIを敵対視するのではなく、『AIをいかにうまく味方にできるか』が重要となってきそうです。

 

AIと投資

最後に、せっかくなので投資の話をすると、AI関連銘柄に投資するのであっても、「AI銘柄だから強い!」と短絡的に考えるのではなく「使えるAIを提供しているから強い!」としっかりと内部まで理解しないといけません。

 

2000年前後にあったドットコムバブルのように『社名に".com"がついているだけで、実体を無視して株価が上昇した』といった問題が起きる可能性は十分にあるわけで、

 

「株価が上がっているAI銘柄を買おう」

 

と、バカみたいに飛びつかないようにしなければなりませんね。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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