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ヴァンガードから『今、株式と債券のどちらに投資すべきか?(Should You Be Invested in Stocks or Bonds Right Now? Here's What History Says.)』といった記事が出ていました。
端的にまとめちゃうと、
- 米国債は過去100年平均で名目5%のリターンをもたらしてきたよ(実質だとその半分くらい)
- 平均リターンは株式よりも低いけど、大きな下落が少なく安定しているよ
- 大きな出費を予定しているようなケースでは、債券も含めると良いよ
というよくある内容です。
なお、私は偶然にも2024年12月ごろから債券比率の高い4資産均等型に手を出しているわけですが、株式100%のポートフォリオの時と比べて安心感がバツグンです。
以下はJPモルガンから拝借したデータですが、
- 『〇○ショック』によって世界株式が下落したタイミングでも債券は強いぞ
と言うことがよく分かります。
よって、荒れた市場を経験してきた今、債券に興味を持っている方もいるのではないかと思わないでもないのですが、残念がらまったくと言っていいほど話題になっていません。
というわけで、ちょっと取り上げようかと。
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とはいえ、このブログで(サラリーマンなど)定期収入のある人におススメしているのは『オルカン1本』なので、
- 多くの場合、債券に手を出す必要はない
と考えてはいます。
それでも、『リターンが小さくなったとしても、リスクを減らしたい(株式の暴落が怖い、など)』といった人には債券を混ぜることは、良い投資につながると考えています。
では、どのタイミングで買えばいいのでしょうか。
債券を購入するタイミングは「株式が下落してきたから債券を買う!」のではなく、「株式の下落に備えて債券を買う!」であるべきです。
よって、ここから先に株式が下落をするのであれば「下落する前に(株式を売って)債券を買っておいた」は正解ということになりますが、債券を買ったあとに株価が上昇に転じてったのであれば不正解ということになります。
しかし、そのタイミングを計ることが難しいことは言わずもがです。
よって、
- 「リスク取りすぎかもしれん…」と思ったタイミングが買い時
であると言えます。
というわけで、
- 現在のように株式が絶好調であったとしても、リスク許容度を超えるような状況であれば債券も組み入れるべし
となります。
とはいえ、これがまた難しい。
『株式投資をしている』ということは『お金を増やそうとしている』ことに他ならない(インフレ対策の人も少数いるでしょうが)わけですが、
- リターンを狙っていながらも、『長期的には大きなリターンが期待できる株式』の比率を控えめにしておき、『あまりリターンが期待できない債券』を増やす。というのは直感に反するところがある
と感じています。
実際に、私の知人(オン・オフライン共に)の中に、ポートフォリオに低リスク資産を意識的に組み込んでいる方は知りらず、以下ななしさんくらいでしょうか。
【妄想】投資+パートで月26万円の生活
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) 2025年6月10日
リスク資産3500万円、無リスク資産2000万円、個人向け国債が1%のリターンあるので年間3%くらいは平均すると出しやすそう
税引き後で月10万円
ワイと妻がパートで働いて月8万円ずつ稼げば資産収入10万+8万+8万で月26万円… pic.twitter.com/nNQL1xdqMv
(低リスク資産に興味があれば、ななしさんは要チェックです)
本来であれば、平時や好調期にこそ『低リスク資産を含んだポートフォリオ』を意識しておかねばならないわけですが、好調期にそういった情報を見る機会は少なく、「株式のリターンが最強!」という言葉ばかりが聞こえてきます。
反対に、下落してから「債券投資は大事!」という声が大きくなることもあります。
本来であれば、人々の『行き過ぎ』を是正するために
- 好調期には慎重に投資する
- 不調期には大胆に投資する
ことを後押しするような発信が必要かと思いますが、残念ながら実情は真逆です。
まさに「下落相場に荻原博子さん」ということわざの通りです。
というわけで、今回の下落は(今のところ)大きなものとはなっていないので、現時点で
- トランプショックで疲弊した…
- この先が不安…
と考えている人は、これを機に債券や現金を積み上げておくポートフォリオを検討するチャンスかと思いますので、一度ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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