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NVIDIAの大口顧客の一つであるAmazonがAMDの株式を9000万ドル相当保有したことが分かりました(Amazon Just Sent a Massive Warning to Nvidia Investors)
これはAmazonのポートフォリオ内で3番目の大きさです。
(最大の投資先はRivian Automotive(電気自動車)で、2番目はAir Transport Services Group(航空サービス))
AMDは言わずと知れたGPUに関するNVIDIA最大のライバルで、AmazonがAMDに投資しているという事実から、今後のAmazonの方針を想像することができます。
さらに、Amazon、AMDは、サウジアラビアの企業であるHUMAINと共同で巨大なAI投資を進めていくことを5月13日に発表したばかりですし、ここからもAmazon x AMD連携を想像させられます。
AMDのCEOリサ・スー(面白いことにNVIDIAのCEOジェンスン・ファンの親戚)は、
「データセンターだけでも、AIアクセラレーターのTAM(市場規模)は年間60%以上成長しすると予想している(PC Gamer)」
と言いっており、AI関連産業が今後も伸びていくことはまず間違いないとは思います。
また、その多くをNVIDIAが享受する可能性が高いと考えられます。
しかし、それが市場が予想しているほど『NVIDIA一強』になるかどうか、冷静に考えなければなりませんね。
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儲かる産業があれば、そこに様々な角度から参入しようとしてくる人々が生まれるのは当たり前です。
『盛者必衰』の言葉通り、国だろうと企業だとうろ、いつまでも覇権を握り続けることはできません。
そもそも、一昔前には
「NDIVIA?ゲーマー向けにグラフィックボード作ってる会社ね」
「AMD?インテルCPUが買えない人向けの廉価版CPUの企業でしょ」
と、どちらもここまでの巨大企業にまでなるとは想像されていなかったわけで、それと同じようにこの先にどんな企業が勃興してくるかは分かりません。
おそらく、NDIVIAはこの先しばらくの間、力強い成長を続けて大きな利益を上げていくことになるでしょう。
しかし、それが永遠に続くことはありません。
また、投資家は現在ではなく未来を見ているため、『NVIDIAの株価の下落』は『NVIDIAの凋落』よりも早く起こるでしょう。
よって、市場の多くの資金を動かしているプロの投資家たちよりも早くNVIDIAの凋落に気づける能力を持ち得ていないのであれば、こういった企業への集中投資は避けるべきであると、インデックス投資家の私は思います。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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