このブログでは、
「短期的な値動きを気にせず、長期投資するべし!」
とよく言っておりますが、これは
- 「長期的には株価が上がることが期待できるから、それまで待ちなさい!」と言っている訳では”ない”のではないか?
と、なんとなく思いました。
そこで、自分の考えを深堀してみることに。
株式の真の価値とは何か?
わたしは、
- 株式の価値は、「いま」一生懸命働いて利益を出してくれる人々にある
と考えているようです。
つまり、
- 投資先の企業が成長し続けてくれるだろう。
- 将来も多くの配当金を払ってくれるだろう。
といった先のことに期待しているわけではなく、
- 「いま」まさに必死に働いて利益を出してくれている
という事実にのっているわけです。
そして『いま企業が手に入れた利益』は、言うまでもなく株主のものです。
投資先の企業が20年、30年後にどうなっているかは分かりませんが、少なくともいま時点で利益を上げるべく労働してくれていることは事実で、
それを受け取る権利を有する立場にいられることが、株式投資の真の価値ではないかと思うわけです。
未来への期待と現在への信頼
AI銘柄やビットコインのように『将来が期待できそうな投資対象』に私があまり興味を持てない理由もここにありそうです。
それらは将来性に賭けているわけですが、『将来どうなるか分からないモノ』にはあまり魅力を感じません。
というのも、わたしは根本では心配性な性格をしているので、成功すれば大きなリターンが期待できるかもしれないモノであっても
「将来?それ、本当に大丈夫なの?」
と、悲観的に考えてしまうためです。
よって、『将来が期待できそうな投資対象』であったり、『お金を生み出さないコモディティ(ゴールドなど)』には興味を持てません。
株価は人気投票?
また、株価は究極的には人気投票で決まるものです。
世界経済が成長し続けていても、もし世界中の人々が「株式は搾取スキームだから買うべきではない!」という価値観を持ち始めたら、株価が下落することも考えられます。
この面からも
- 『長期的には株価が上がる』と信じきれない
- だから将来の期待するのではなく、いまの労働を信る
という考えに至っているのだと思います。
だから長期投資?
というわけで、
- 株価がわけの分からない動きをするかもしれず、そこには期待しない
- しかし、日々の労働によって蓄積・分配されている利益に期待している
といった感じです。
が、
これ、矛盾もありまして、これまでの話を整理すると
「株価の上昇に期待しないのであれば、配当狙いの投資をするべし」
という考えに至りそうなものの、わたしがやっているのは(配当を狙い撃ちしない)広域なインデックス投資です。
株価の上昇に期待しているやん…。
ここら辺を強引に補足するのであれば、
- 「長期的には株価が上がる」とは信じきれない。
- でも確実に『いま』利益を出している人々がいる。
- その利益が配当に回らなければ、企業の価値向上(設備投資など)に使われる。
- だから長期的には株価も上がるだろうと考えている。
- 株価は人気投票で決まるものの、企業の価値が向上していけば、株価は基本的には上がるんじゃない?(疑問符付き)
といった感じになります。
あくまでもいま感じたことであり、今後変わっていきそうな気はしていますが、なんとなく、そう感じるのでした。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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