上司の退職の意思を伝えました。
直接会話する時間を調整中なのですが、そこでは「なぜ辞めるのか?」みたいな話になるはずなので、そこら辺を整理しておくべく、ブログに書くことに。
<目次>
「社畜からの脱却」ではない
FIREする方の中には「社畜からの脱却」のような表現をされる方もいますが、私はそうは思っていません。
まず、
- サラリーマンであったからこそ、これだけの資産が構築できた
- 雇われでなく、フリーで仕事をしていたら生きていけたかどうかも怪しい
という観点から、とても「社畜だった」と言うことはできません。
また、
- なんだかんだ、仕事にやりがいを感じていた
という面もあります。
SEはやりがいのある仕事でしたし、自分の能力にもマッチしていたし、人間関係も良好でした。
もちろん、時には「こんな仕事さっさとやめてやる!!!」と荒ぶれていた時期もありましたが、全体を通しては「良い環境だった」と振り返ることができ、「社畜だった」という感覚はありません。
それでも辞める理由
しかし、それでも以下にあげる理由からセミリタイアを決断しました。
例えば、
- 小学2年生になった娘との時間を大切に思うようになった
- 「SEしか経験しないままでいいのか?」と考えるようになった
- 新たなるジャンルで自分の力を別の試したくなった
- 投資・経済や哲学の勉強に多くの時間をさきたくなった
- 本気で筋トレに打ち込みたくなった
などです、あげるとキリがありません。
…が、…あれ?
何かがおかしい…。
…と、いま自分で書きながら気づきましたが、
これらは完全に今ひねり出した理由じゃん!
8年ほど前から、大した理由もなく「セミリタイアする!」という計画を立てていたのに、
「(当時生まれてもいなかった)娘との時間を大切にしたい」
とかwwww
明らかに
- リタイアを正当化しようとしている。
- カッコつけようとしている。
という、よろしくない思惑が出ており、匿名ブログのくせに、これはよくない!!!
自分の時間が欲しい
というわけで、改めて考えなおしてみると、シンプルに
- 自分の時間が欲しい
というのがセミリタイアの目的なんじゃないかと思いなおしました。
『セミリタイアする理由』をあげようと思えばいくらでもあげられるわけですが、結局はこれ。
以前書いた『労働を脱して仕事を始める』についても同様で、これも『自分の時間が欲しい』の一部でしかありません。
現時点で「これを仕事にしたい」という考えはありますが、実際にその仕事に多くの時間を割り当てるようになったら「この仕事、思ってたのと違ってつまらん」となるかもしれず、その場合は別の仕事を探すことになるでしょう。
よって、FIREに対する意見として存在している
- 「○○がやりたい!」という理由なしにFIREすると悲惨なことになる
みたいな批判には懐疑的です。
というのも「○○がやりたい!」なんてものは時ともにコロコロと変わるものだからです。
よって、『自分の時間の確保』が目的であり、確保した時間をどう使うのかに関しては、『その時にやりたいことをやる!』以外に言いようがありません。
やりたいことをやってきていない
これまでの人生を振り返ってみると、恥ずかしながら
- 『自分の内側から出た強い動機』に押されて、自分の進路を選んだことはない
気がします。
例えば、
- 偏差値的にちょうどいい近所の学校に進学し、
- 学校から推薦された待遇のいい企業に入社し、
- 声をかけられたから転職し、
- 誘われるがままに投資をはじめ、
- 言われるがままに異動してきた。
と、流されながら生きてきています。
むちゃくちゃカッコ悪いw
そう思うと、強い意志で「セミリタイアする!」と考えているのではなく、
- セミリタイアできそうな資産ができたからそうする。
だけの話なのかもしれません。
うん。
そんな気がしてきた。
た、多分…
…とまぁ、色々と考えはするのだけれど、いつまでたっても明確な答えは見つからず、
- 自分の行動を正当化すべく表面上はなんらかの思惑が浮かんでくるのだけど、実際のところ『自分が何を望んでいるのか』『何を考えているのか』は、意外と分からないものである
と感じています。
これは、ヘーゲルやマルクスあたりでは『自己疎外』とか言って、
- 社会との関係の中に自己が埋もれて(流されて)しまい、本当の自分の意見を持てない
とネガティブなものとして扱われている現象なのだけど、
「分からんもんは分からん」
そもそも『社会からの影響をうけていない本当の自分』なんて本当に存在するのかどうかすら、私には分かりませんw
というわけで、
- とりあえず時間が欲しいからサラリーマンを辞めて
- その時々でやりたいことをする
ことがセミリタイアの目的であるということになります。
ふわっとしていますが、人生なんてそんなもんだと私なんかは思います。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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