『こどおじFIRE』とやらが話題になっているようですが、個人的には
ただのひがみじゃね?
としか思っていないのですが、ネタにしたいと思います。
こどおじFIREとは、
- 『実家暮らし』という金銭的優位な立場を利用してFIREすること
のようで、適当に調べていると
- 社会的義務を果たしていない!
- そんなのはFIREじゃない!
- 自立できていない!
- みっともない!
といった批判(?)が出てきます。
こどおじFIREを達成した人たちにこういった言葉をぶつけても
「知らんがなwww」
という余裕のある返事しかないような低俗な批判ばかりです。
FIREするための原資を手にする方法は数多あり、『労働』や『投資』をメインの方法としている方が多いかと思いますが、それに『実家暮らし』を加えているだけの話でしょう。
規模の大小の差はあれど『親に金銭的に援助してもらった』なんて経験は多くの人にあるわけで、「親の援助はダメだ!」と言い出したらほとんどの人がダメ人間になってしまいますし、かといって「○○万円までの援助なら許す!!」なんていう線を引くことも不可能です。
よって、「親の援助でFIREするなんて許さん!」という批判はバカげています。
勤労の義務
とはいえ、「社会的義務を果たしていない!」という批判に関しては
- 日本国憲法第27条1項に「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」と書かれている
という事実から、少々ややこしいことなっています。(『こどおじ』じゃないFIRE民にも関係しますが)
これを持ち出せば「働ける力を有しているのに、働かないのは憲法違反だ!」と批判できてしまうかもしれません。
とはいえ、その前に、『勤労』なんて言葉は普段使わないので、ちょっと調べてきました。
goo辞典によると、
勤労
心身を労して仕事にはげむこと。
労働
からだを使って働くこと。特に、収入を得る目的で、からだや知能を使って働くこと。
とのことでした。
つまり、『勤労』とは『心から働くこと』であり、
- 「あー…、だりぃ…。」と考えながら働いている人間は、勤労の義務を果たしていない。
ということなりますので、残念ながら『ほとんどの人は『勤労の義務』という憲法に違反している』のではないかと思います。(勤労しているあなたは素晴らしい!)
また、憲法に書かれている『勤労の義務』を果たしていないからといって罰せられるわけでもないので、
「『勤労の義務』なんてのは規則というよりも、どちらかと言うとただの『心得』だ。」
としか言えません。
全国民が勤労(労働でもいいけど)することで、経済が活性化し、ひいては国力の強化につながります。
よって、お国が「働いて欲しい…!」と思う気持ちはよく分かります。
しかし、我々はそんなことを強制されるような社会で暮らしてはいません。(共産主義社会で暮らしているみなさまは大変ですね…)
とくに憲法に書かれている『勤労(心から働くこと)』を強制されるなんてことは許されません。
よって、この観点から見ても『こどおじFIRE』に落ち度はなく、これの批判に正当性はないと私は考えます。
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昨今では『多様性』が叫ばれています。
『こどおじFIRE』という自分が気に入らない選択をした人のことも認めていく必要があります。
また、『「こどおじFIREなんて許さない!!」と主張する(多様性を認めない)人々』のことも認めていかなければなりません。
というわけで、
- こどおじFIREする人々
- こどおじFIREを批判する人々
- こどおじFIRE批判に反論する人々
みんな違ってみんな良い。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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