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アメリカの失業保険の申請件数が増えて…?

定期的にウォッチしているサイトに、

の2つがあるのですけども、どちらもアメリカの失業保険の申請件数に注目し、

Game of Trades「失業保険の申請件数が増えていてヤバい!」

Siegel「失業保険の申請件数が安定していて安堵していている」

と真逆の分析をしていました。

 

Game of Tradesがその主張のために使用していたグラフは以下で、これを見ていると「確かに申請件数が増えてんな…」という感想を持ちます。

 

しかし、グラフのスケールに違和感を感じるので、Investing.comで同データを見ると

と、「何も起きてないなw」と感じる推移となっていました。

 

とはいえ、上記はいずれも2010年からの推移であり、コロナ禍を含んでいるせいで『コロナ禍以外はすべて誤差』に見えてしまう問題があるので、直近2年だけに絞り込んでみると…、

と、「やっぱり急増はしていないなw」と思うグラフとなっていました。

 

とはいえ、直近2年のグラフでは、

  • 2023年2月に底をつき、そこから上昇傾向にある

と言えなくもありません。言えなくも…。

 

また、直近1年のグラフ(以下)では、

と、

  • 2024年1月から急激に増えている

と言えなくもありません(Game of Tradesのグラフで強調されていたのはここ)

 

どちらが正解だというわけではありませんが、わたしにとってはシーゲル教授の「失業保険の申請件数が安定していて安堵していている」のほうが納得感があります。

 

同じデータを使っていても、そこから導き出される結論には個人差がありますので、結果だけを聞くのではなく、根拠を見るのが大切だということを改めて思いました。

 

XなどのSNSでは結果しか書かれていないことが多いので、そのまま信じちゃいけないね。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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