やっとこさ住宅ローンの借り換えが完了したので、どんな感じだったのか紹介。
ざっとまとめると、
- 60万円ほど得した
- 実働時間は5時間くらい
- ほとんど家から出る必要はなかった
- 返済期間が少し伸びた(返済完了予定日が後ろにずれた)
- 検討開始から4か月で完了
といった感じでした。
詳しくは以下目次の通り書いていきます。
なお、私は「これ以上銀行口座を増やしたくない」という思いから、『すでに口座を持っている』&『比較的に低い金利で借りられる銀行』であった三菱UFJ銀行に借り換えました。
他の銀行で借り換えを行う場合とは細部に差異があるかもしれませんが、大まかには同様かと思いますので参考にしていただければと思います。
『借り換え』以外の選択肢もある
まず、私は住宅ローンの借り換えをしましたが、その前に『現在ローンを契約している銀行と、金利を下げられないか交渉する』というのが良い選択肢となりそうなので、覚えておいてください。
私は住宅ローンを『10年固定金利』で借りていました。
今年がちょうど10年目だったので、特別な手続きをしなければ同銀のまま変動金利に移行することになるわけですが、いい機会だったので借り換えを検討しました。
これまでの金利は1.0%でしたが、それ以降についてざっくり検討したところ、
- 何もしない:同銀で0.95%くらいの変動金利になる。
- 同銀で交渉:同銀をメインバンクとすることで、0.6%の変動金利になる。
- 借り換え :三菱UFJ銀行に借り換えることで、0.345%くらいの変動金利になる。ただし借り換え手数料がかかる。
の選択肢が見つかりました。
結果としては『3.借り換え』となったのですが、人によっては『2.同銀で交渉』が良い選択肢となりそうです。
この『交渉』は、現在住宅ローンを借りている銀行に「借り換えを検討しているんだけど、あなたの銀行のままで金利を低くすることはできないの?」と問い合わせたことで、
「うちの口座をメインバンク(給与をもっと振り込む。電気・水道領域の引き落とし口座とする。など)としてくれれば新規借り入れの変動金利(0.6%)にまで下げることはできる」
という回答をもらうことができました。
残念ながら、0.6%では満足いかなかったので『3.借り換え』を選択しましたが、『1.何もしない』よりも圧倒的に有利な条件となります。
『2.同銀で交渉』は手間も大してかからないであろうことから、『新規借り入れの変動金利』が現在の金利よりも有利なのであれば、まずはこれを検討するべきであると思います。
借り換え手続き・必要な書類提出のコツ
借り換えの審査・手続きはほぼオンラインで完結し、元より開設していたUFJ銀行の口座を使うことができたので、わりかしスムーズに行えました。
三菱UFJ銀行の場合、借り換えの審査に必要な書類は以下の通りで、これらをスマホで撮影して画像を送ればOKです。
むちゃくちゃありますね。
ざっと分類分けすると、
- 家を建てたときに受け取った資料
- 登記情報サービスからネット上で入手する資料
- コンビニで入手できる住民票の写し
の3つになります。
『家を建てたときに受け取った資料』の入手に一番でこずったわけですが、これをクリアするための最大のコスは、
- 要求されている書類が見つからなくても、とりあえずそれっぽい書類を送ってみる
だと感じました。
例えば、『建築確認済証』や『工事請負契約書』は、建築した業者から受け取っているはずの資料なわけですが、
うちにはそんな資料がなかった。
…ということで、一時は「探すの面倒になってきたし、借り換え諦めようかな…」と、途方に暮れていました。
しかし『資料の名前は違うけど、なんかそれっぽい資料』を送ったら、案外それで正解であるケースが多かったです。
よって、
- 適当にそれっぽい資料を送る
- 正解なら受け取られる。違ったら「違う」と指摘される。
- 「違う」と指摘されたら、またそれっぽい資料を送る。
を繰り返すことで少しづつ資料提出をクリアしていくことができます。
また、登記関係の資料を請求されていますが、これも登記情報提供サービスを利用すれば自宅で気軽に画像データを入手することができます。
『住民票の写し』の入手だけは自宅から出る必要がありましたが、それもコンビニで可能なので我慢しましょう。
とにかく、
- それっぽい資料を送ってみて、確認はプロに任せる
- 間違っていたら再度それっぽい資料を送る。
- の繰り返し。
が『資料が見つからないストレス』を軽減するために重要だと感じました。
しっかり考えたい『返済期間』の話
借り換え前までの返済完了期間は19年ほどでしたが、借り換えによって20年で返済に伸びました。
というのも、
- 事前審査の時に『残りの返済期間は20年』と適当に書いたから
です!
ちなみに銀行の借り換え担当の方に確認したところ、
- 既ローン開始から35年以内であれば期間を延長することが可能
- ただし、事前審査を通してから期間を延長するためには再審査が必要で、返済能力を疑われる可能性がある(不利になるからおすすめしない)
とのことでした。
私の場合、
- 既ローン開始から完済まで29年の予定で、残り19年となっていた(10年ほど払ってきた)
- よって、最大で『借り換えしてから25年で完済(計35年)にまで延長』することが可能
- しかし、事前審査で『残り20年』と申請してしまったので、1年しか伸びなかった
といった感じです。
現時点で『いつでも一括返済できるだけの資産』を手に入れているため、『ローン完済を後ろにずらすことが可能』ということを知っていたら、さらなる期間延長を選択していたかと思いますので、ちょっと残念な結果ではあります。
というわけで、
「最大でローン開始から35年までなら完済の時期を後ろにずらすことは可能だぞ!」
「事前審査の段階でそれを考えておけ!」
と、ここにメモしておこうと思います。
家から出なければならない作業
資料の提出や審査など、もろもろが完了すると、
- 既ローン銀行への一括返済の手続き
- 司法書士の方との面談・必要書類への記載
を行い、それで完了となります。
ここら辺は悩むことはありませんが、人間と直接会う必要がありますのでちょっとしたハードルではありますが、私の場合は自宅に招いたので時間的拘束はほとんどありませんでしたし、言われるがままに書類を書いていくだけなので難しくもありませんでした。
なお、借り換え完了までに必要な『家から出なければならない作業』は、
- 住民票の写し、印鑑証明の取得(コンビニでOK)
- 既ローン銀行への一括返済の手続き
だけでした。
勝手ながら、
「住宅ローン借り換えのためには、色々と慣れない場所に手続きしにいかないといけないのかなぁ…」
と想像していましたが、まったくもってそんなことはありませんでした。
なお、私の場合は借り換え完了までに4か月ほどかかりましたが、真面目にやれば2か月ほどで完了するかと思います。(怠惰な私は、何度も手続きを放置し、何度も催促されながら進めてきたのでw)
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私の場合、住宅ローン借り換えに関わる全ての時間を合計すると5時間ほどなりました。たったそれだけで60万円ほど浮かすことに成功したわけです。
借り換えのためにやらねばらないことは多岐にわたりますが、隙間時間でコツコツと進められることができるものばかりですし、終わってみれば楽な作業でした。
借り換えに興味があっても、実際に借り換えの手続きを始めるに至らない人も多いかと思います。
しかし、借り換えの効果は大きなモノとなる可能性がありますし、いざ始めてしまえば難しいコトはありません。
「借り換えによってどれだけ得するか?」は銀行など様々なサイトで気軽にシミュレーションできますので、まずはそこで確認してみてはいかがでしょうか。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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