少し前にこんな記事を書いたわけですが、
年金受給がまだの無職、いわゆるセミリタイアの現金比率もあまり話題に上がらないですね
— クロスパール@セミリタイア7年生 (@crosspearl01) 2024年4月24日
絶対数が少ないから当然なのですが生活費5年分というのをよくみかけます
私はちょっと少ないかなあと感じて10年分をcashで保有しています(^^)/
なんていうコメントを頂き、
「確かに、自分もセミリタイア後の現金比率を考えていないなぁ…」
と気づきました。
とりあえず、現時点では現金を200万円ほどしか保有していないわけですが、これは
- 現金保有は、投資によるリターンの機会を損失するだけだと考えている
- タイミング投資を諦めている
- 近い将来に大金を必要とするイベントを控えていない
- 労働収入ですべての支出をまかなえる
からで、これは正しい選択であると自信をもっています。
しかし、収入がほとんどなくなる(or途絶える)セミリタイア後もこれでいいのかどうかは分かりません。
この点について、これまで真面目に考えてきておらず、おぼろげながら
「1年分くらいの生活費がを現金で確保しておけばいいかなぁ…?」
と、おぼろげながら浮かんでいました。
しかし、これには大した根拠もなく、おぼろげです。おぼろげすぎます。
というわけで、真剣に考えてみることに。
セミリタイア後に必要な現金
「どれだけの現金が必要なのか?」を検討する上での大前提として、
- 現金は(ほとんど)自己増殖しないため、できる限り株式などの投資資産にしておく方が理論上は有利である
- とはいえ、資産の100%を投資資産にしておくと『クレジットカードや公共料金などの銀行口座引き落とし』『急遽発生した現金が必要な行為』に対応できない
の2点が重要なポイントと考えられるので、
- 支障のない範囲ですべてを投資資産にしておくことが正解
と考えることが、一応できます。いちおう。
しかし、当然なら投資資産は増減するものであり、(ほぼ)すべてのお金を資産運用にしておくことはリスキーなように感じます。
というのも、十分な現金を保有していなければ、『株価の暴落時に、生活費の確保のために株式を売る』という苦痛を味わうことになるためです。
できるのであれば、これは避けたいです。
では、どれだけの現金を確保しておけばよいのでしょうか?
過去を参考にしてみる?
例えば、
「過去の株価を見ていると、○○年以上保有し続けていればマイナスになることはない」
なんて話をよく聞くわけなので、そこに念頭においた金額を現金として保有しても良いかもしれません。
しかし、今後もそうであるとは限らず、
- 『20年、30年ホールドしたところでマイナスのまま』となる可能性がないわけではない
と言えます。(急高騰した際の頂点を基準としないかぎり、ほぼないとは思っていますが…)
私は『株式リターンは平均回帰する』と考えているので、「マイナスリターンが続くことはない」とは思っているものの、未来には何が起こるかを予想することはできず
- マイナスリターンが続いたのち、『私が生きている間』に平均回帰するとは限らない
と、厳しい現実を突きつけられる可能性もあります。
であれば、結局のところ「先にことは分からん」としか言えず、
- 論理的に「セミリタイア後には、○○年分の生活費を現金として確保しておけばOK!」と言うことはできない
となります。
ここら辺は、
でも書いたように、
- 未来のことが分からない以上「○○万円あればFIREできる」と言うことはできない
に通じるところがあります。
いま考えてもしょうがないw
というわけで、どれだけ考えたところで正解がでるわけでもないので、私がもっとも恐れている『現金を持っていることによる機会損失』に焦点を当て、
「最低限の現金(200万円ほど)を確保しておけばOK!!」
としておこうと思います。
とはいえ、これは『サラリーマンの私が考えるセミリタイア後の世界』であるため、ただの想像から出た答えでしかありません。
実際にセミリタイアをした後には、「もっと現金がないと落ち着かない…」となる可能性も十分にありますので、その時は臨機応変に対応していこうと思います。
将来が分からないのは、投資リターンだけでなく自分の人生においても同じことなので、「○○万円必要!」と決めてしまうことなく、状況に応じて柔軟に変更していくことが重要なのかな、と思うのでした。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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