スパコンSEが効率的投資で一家セミリタイアするブログ

投資のリターンを0.01%でも上げるための情報を紹介しつつ、子持ち夫婦がインデックス投資”だけ”でセミリタイアするまでの過程を公開

「30年先を見据えた有望な投資先」

「30年後には何が勃興して何が衰退しているのかを予想し、30年先を見据えた投資先を教えてください」

という質問があったので真剣に考えてみました。

 

しかし、即座に

「予想できるわけないじゃんwww」

という結論にたどり着いたので、ChatGPTに尋ねてみたところ、

  1. 人工知能と機械学習: AIの進化は今後も続くでしょう。自律的なロボット、自動運転車、自動翻訳など、AI技術を活用したさまざまな領域が発展する可能性があります。
  2. バイオテクノロジー: 創薬や遺伝子療法などの分野での進歩が期待されます。個別化医療や再生医療など、より効果的でカスタマイズされた治療法が開発される可能性があります。
  3. クリーンエネルギー: 持続可能なエネルギー源への需要が高まると予想されます。再生可能エネルギー技術、太陽光や風力発電などの発展が進む可能性があります。
  4. 宇宙探査と宇宙産業: 私人による宇宙探査や商業宇宙旅行が進展する可能性があります。また、宇宙鉱業や宇宙観光などの新たな産業が形成されるかもしれません。
  5. デジタル化と仮想現実: デジタル技術の進歩により、仮想現実や拡張現実がますます一般的になるかもしれません。エンターテイメント、教育、訓練などの分野での活用が進むでしょう。

との回答がありました。

 

産業だけ抜き出すと、

  1. 人工知能と機械学習
  2. バイオテクノロジー
  3. クリーンエネルギー
  4. 宇宙探査と宇宙産業
  5. デジタル化と仮想現実

ということになります。

 

正直に言って

「なんて平凡な予想w」

「中学生でもこれくらい言えるわいww」

と思ってしまいました。

 

これら産業が将来有望であることは周知の事実であるものの、

  • 『30年』という遠い未来に、これら産業が有望なモノであり続けられるかどうかすらアヤシイ
  • 有望なモノであったとしても、人気沸騰中の今から投資したところで、すでに割高となっているため大きな投資リターンは狙いづらい

ということで、

  • 『投資先』という観点でみると、これら産業は有望とは言いづらい

と考えることができます。

 

ChatGPTは、ネット上にある情報をかき集めたうえで将来性のある産業を挙げてくれたわけですが、それでもこの回答です。

 

いかに『30年先を見据えた投資』が難しい行為であるか分かりますね。

 



さて、『遠い未来まで通用する投資』の話をすると、いつも思い出すのは、

  • 1950年~2003年という『IT産業の大躍進時代』において、『急成長するIBM』よりも『衰退産業にあるスタンダードオイル社』のほうが、投資家に高いリターンを与えた

という事実です。

 

これは、

  • 『成長する』と分かり切っている企業は割高となるため、予想通り急成長しても大きなリターンは手に入らなかった
  • 『衰退しない』と分かり切っている企業は割安となるため、大した成長をしなかったとしても大きなリターンが手に入った

ということです。

 

※詳しくはこちら

 

これは、ジェレミー・シーゲル氏の著書に書かれていたことで、そのシーゲル氏は

「人気のない、古くからある安定した大企業に投資せよ」

といったアドバイスを投資家にしています。

 

これに従うと、

「出版業界とかエネルギー業界、テレビ業界といった衰退していきそうな業界に投資しようかな!」

なんてこと考えてしまいます。

 

しかし、

  • 30年もあれば『衰退する』どころか『滅びる』ことも考えられ、場合によっては恐ろしいほどのマイナスリターンになる

なんてこともあり得ます。

 

つまり、

  • 人気のある企業に投資しても、大きなリターンが望めない
  • 人気のない企業に投資しても、企業が消えてしまうかもしれない

と、『30年先を見据えた有望な投資先』を探すためには非常に難しい問題が存在しているわけです。

 

もちろん、『人気がないけど、30年先にも将来有望な企業』に投資することができれば、大きなリターンが手に入ることになるわけですが、

「そんな企業を普通の人間が見つけられるはずがない」

と私は思うわけです。

 

よって、

  • 『30年先を見据えた有望な投資先を探す』という無茶なチャレンジをすることなく、『世界情勢を注視しながら、臨機応変に投資する』

なんてことをするしかないのではないでしょうか。

 

しかし、私は「臨機応変に投資するなんて、時間的にも能力的にも無理!」と考えているので、

  • どの業界が勃興しようと、どの業界が衰退しようと、そんなコトに関係なくリターンが期待できるインデックス投資をタンタンと続ける

という選択をしようと思います。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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