多くの人に投資が広がりつつあるのは間違いないものの、
- つみたてNISAとiDeCo「どちらも利用していない」が約8割
という残念な調査結果がありました。
この調査は、株式会社ベター・プレイス（確定拠出年金のコンサルティングなどを行う会社）によるもので、つみたてNISAとiDeCo「どちらも利用していない」が約8割 税制優遇があるのになぜ？という記事で紹介されていました。
この記事では、
- 8割以上の人が『将来のお金に不安を感じている』と答えている
- しかし、つみたてNISAとiDeCoのどちらも利用していない人が8割近い
- その中の7割以上が「後もどちらも利用する予定がない」と回答している
という結果が報告されています。
もちろんこれは、『つみたてNISA』『iDeCo』だけを対象としているので、
- NISAだけは使っている
- 個人の証券口座だけで投資している
といった方々は『使っていない』に含まれることになります。
しかし、『税制優遇を受けながら、将来のための資産を作ることができる優秀な制度』を使っていない人が8割に近いという調査結果には「残念」の一言です。
また、『つみたてNISA』『iDeCo』が非常に強力なツールであることは投資家にとって周知の事実かと思いますので、どちらも利用していないということは『投資そのものをしていない』と想像することはできます。
最近このブログでは
「インデックス投資にリスクがないと勘違いしている人が多く見受けられる」
「もっとインデックス投資のリスクを言っていかないといかんな～」
という方向のコメントをすることが増えていましたが、それ以前に『投資をしていない』という人が多くいるようです。
『投資家を増やす』ためには、「投資って良いよ！」ということを大きな声で発信していかなければなりません。
しかし、極端に投資を賞賛する声ばかりが大きくなると「投資していないやつはバカｗｗｗ」と発言するバカが増えることにもなります。
かといって「投資にもリスクがあるからね！」ばかりが強く響いてしまうような発信をしていると、投資家を増やすことはできません。
あたり前すぎますが、ここら辺のバランスが大切ですね。
んで、以前も書きましたが、ここを解消するためのイチアイデアとして、
- GPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）による運用報告を、「あなたからもったらお金を投資した結果です」というスタンスで、送り付ける
なんてのが『投資を身近なものにするための第一歩』としていいんではないかと、私は思うわけです。
これができれば「年金が運用で大失敗！！」というマスコミの偏った報道がいかにミスリードしているものなのか、明らかになるとも思うんですよね。
やってくれないかな～？
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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