バフェットの投資法を紹介した記事がありました。
そこで、
- 「森」を見てから「木」を探せ
というよい言葉があったので紹介します。
記事から一部抜粋すると、
TSMCは優れた企業だが、中台間の地政学的緊張という「森」の中の「一本の木」としてはどうしようもできないということだ。
と、バフェットがTSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)に投資したのにも関わらず、すぐ売ってしまった原因を紹介しています。
これは、
- 木(TSMC)としては優れた企業ではあるものの、森(台湾)には地政学的リスクがあるため、投資先としてはイマイチである
という判断で、
「いくら良い木であったとしても、森がダメなら木もダメになるよね」
と言い換えることができます。
さて、これをインデックス投資に置き換えますと、
- S&P500インデックスや、日経225インデックスのような『地域を限定したインデックス』を買う行為は、『"森"を見て"森"』を買う行為
と言えそうです。
「森が良ければ、そこにある木は成長しやすいだろう」
「良い森の中から良い木を見つけ出すことは困難だから、全部買ってしまえ!」
ということですね。
そして、
- オルカンの場合は”森”すら見ずに”樹海”を買う行為
と言えるのではないでしょうか。
「どの森がいいのかすら分からんから、も~、全部!全部買ってしまえ!」
ということです。
玄人からすれば『良い森』を判断することは簡単なのかもしれませんが、素人が『良い森』かどうを判断することは難しいです。
また『見るからに良い森』には人気が集まることになるので、価格が上昇してしまい、手を出しづらい状況になりやすいです。
そういった意味からでも、
- 素人が有望な『木』や『森』を見つけることは難しいので、『樹海』ごと全部買ってしまえ!
と考えることができます。
しかし、難しい問題として
- 『樹海』=『オルカン』と考えていいのだろうか?
という懸念があります。
例えば、
- オルカンには(ほぼ)株式しか入っていない
- オルカンには小型株が入っていない
など、
- すべてに投資しているようで、実はそうではない
という懸念が無きにしも非ずです。
とはいえ、
- 投資の王道は株式である
- 時価総額で見れば、大中銘柄だけに投資するだけでほぼ全体に投資できている
とも言えるので、
- 樹海にあるほとんどの『木』には投資できているが、『草』には投資できていない
- それでも『だいたい樹海全体を買っている雰囲気』があるからOK!
と考えられます。
なので、私は
「完ぺきとは程遠いかもしれないけども、だいたい全体を買えているから納得しておくか」
と考えています。
…とはいえ…、さすがにこれはいい加減な考え方すぎる気がするので、いずれ時間をとって真面目に考察してみたいと思います。
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さて、最後に
「”森”と”樹海”って、樹海の方が大きいモノだと定義して本当にいいの?」
と疑問に思ったそこのあなた。
農林水産省の定義によると、「自然にできた樹木の密集地」は、『森』『森林』『樹海』の順に大きくなっていくと定義されています。
また、『林』は「人工的に作られた樹木の密集地」を指しています。
また一つ賢くなりましたね。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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