先日下の記事を公開したら意外と読まれていたので、たまにはそんな内容も…。
SEとしてただのつぶやきであり、投資とは一切関係ない話なので興味なければ無視してください。
ChatGPTはプログラムも生成できる。ということで、
「プログラマはいらなくなる」
なんて声も聞こえてきますが、私は
- 一部の優秀なプログラマは、今よりも好待遇となって残り続ける
なんてことを予想しています。
ChatGPTが便利であることに異論はなく、SEとしての業務をする中でも「○○の設定方法を教えて」といった問いを投げかけることがたまにあります。
とくに、ググっても出てこないケースにおいて、視点を変えるためにもChatGPTを利用しています。
しかし、ここで生成された情報をそのまま使うことはできません。
これはググった結果においても同じことですが、
- 『生成(検索)した結果の確からしさ』が確認できねば、何の価値もない
わけで、そこを確かにするためには、『根拠の確認』や『検証』を行わなければなりません。
つまり、
- ChatGPTの登場によって『正解らしきもの』への到達は早くなったが、人間による『正解を導く』という作業が必要である
ということに変わりはありません。
これは『プログラムの生成』についても同じことが言えます。
また、小さなプログラムであれば
- ChatGPTによる生成
- 動作確認
程度だけで事足りるかもしれないので『プログラマ不要説』は分からないでもありませんが、ChatGPTには大規模なプログラムが生成できるだけの能力はありません。
まず、大規模な仕組みであれば「○○なプログラムを作って」という要件(仕様書)は、数十から数百ページ以上はあたり前のようにあります。
現在のChatGPTは、そんな仕様書をもとにがプログラムを生成できるレベルにないでしょう。
そして、それ以前に
- その大量の要件は、プログラマが見ても「これ、どんな仕様にしたらいいの?」という文言だらけなので、都度確認しながら作っていかなければならない
- 確認したら、仕様書の文言とまったく違う仕様をリクエストされることも多い
といった大きな問題があります。
これは『仕様書を作る人間の問題』ではあるものの、『人間と人間とのやりとり』であるからこそ、このような問題があってもなんとかなっています。
しかし、AIが『人間ですら解読不能で、仕様書にすら書いていない要件を組み込んだプログラム』を生成するのは困難でしょう。
とはいえ、『小さなプログラムを素早く生成する』点に関してはChatGPTが優れていることに疑いはありません。
よって、
- ChatGPTで部分的にプログラムを生成する
- 生成されたプログラムを、プログラマが合成する
なんて流れになりそうな気がしています。
IT業界は人手不足であり、現時点では『ググった結果をコピペするだけのプログラマ』のような人であっても、重宝されているという残念な状況にあります。
しかし、ChatGPTの登場によってそういったプログラマは淘汰され、一部の優秀なプログラマが、短期間で大量のプログラムを作るようになる。
なんてことを勝手に予想しています。
というわけで、これからプログラマを目指している人に対しては、
「狭き門となる可能性はあるけども、それを突破できればかなり重宝される人材に慣れるかもよ」
と、適当なアドバイスをしておきたいと思います。
今回はIT業界の話をさせてもらいましたが、この現象は業界を問わず、
- 一部の優秀な人材が、AIなどのハイテクを使いこなすことで生産性を向上させ、高給取りになる
- ハイテクを使いこなせない人材は、生産性を上げられずには薄給となる
なーんて2極化が生まれてしまいそうですね。
というわけで平凡な私は、生き残りを賭け、インデックス投資に全力投球していこうと思いますw
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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