私は、市場はいつか必ず暴落すると考えていますが、それがどんな形の暴落になるのか、いつ起きるのかを予想することは出来ないと考えています。
というのも、暴落は「まったくもって予想していないような事象」をきっかけに発生すると考えているからです。
例えば、
- 台湾有事からの世界戦争
- 中国が経済覇権国になることで、世界の構造が大きく変化
というある程度予想できるような要因ではなく、
- 大地震による日本沈没
- AIの進化によるシンギュラリティ到達(からのターミネーターの世界?)
- 世界が核の炎につつまれた(北斗の拳の世界)
- 宇宙人による侵略
- とつぜん投資家の多くがネガティブ思考になった
といった、『現実的ではない話』によって起きるのではないかと考えています。
(さすがに上であげた例が発生する可能性は低いでしょうが、『現実的ではない話』の例をあげるのが難しかったので勘弁してくださいw)
というのも
- 「新型コロナウィルスによるパンデミック」は全く予想されていなかった
- 「ロシアのウクライナ侵略」は一般的には「ないでしょw」と一蹴されるような懸念だった
- 「サブプライムローン問題が起因となった金融危機」も、あそこまで大きな問題となることを予想できていた人はほとんどいなかった
などなど、「本当の危機的状況は、予想もしないところから発生する」と考えているからです。
反対に「予想できる危機」であれば、気付いた人から順に「資産の移動」をすることになりそうなので、暴落するのではなくジワジワと変化していくことになるでしょう。
これが特定の国だけの株価を下げるような『危機』であれば、『○○国株式から○○国株式への移動』というだけの事象しか起こらず、
時価総額加重平均で投資をしている投資家にしてみてば、勝手にそれらしい資産分配となるだけで大した影響はないかもしれません。
例えば、
- アメリカ『だけ』がヤバいかもしれない
- アメリカ市場からお金が逃げ出す(株価の下落)
- EU市場にお金が集まる(株価の上昇)
- 全世界株式の投資信託のEU保有率アップするだけで、全世界株式の投信へのダメージはない
なんていう流れが期待できます。
とはいえ、現実にどこかで大きな問題が見つかれば、『特定の国の市場だけが下落して、他の市場が同じだけ上昇する』なんていう事態はおこらず、
世界全体の市場でみてもそれなりに大きなダメージを負うことにはなりそうですが、『予期せぬ危機による暴落』よりはマイルドな値動きとなることでしょう。
つまり、
- 心配しなければならないのは、『起こりそうな危機』ではなく、『まったく予想もつかない危機が起こること』である
と考えられます。
なので、これを投資行動につなげると、
「○○が起きそうだから、その影響がすくない○○への投資比率を高めよう」
という対策を考えるのではなく、
「何が起きてもいいように十分に分散しておこう」
という考え方が必要となり、その結果として『全世界株式への投資』がメインの投資先として優秀であると考えているわけです。
とはいえ、この『何が起きるか分からない』をベースに考えると、
- 投資先を株式のみにしておく行為は、株式以外へお金が移動したときに大きなダメージを負うことになる
ということになりますが、その話はまた今度の機会に。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
------
あなたのクリックが本ブログの評価を決定します。以下バナーをクリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします^^
ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係するニュースを取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!