私は毎月10冊くらいの本を読んでいるのですが、最近立て続けに面白い本に出合ったので紹介しておこうと思います。
対象はこの4冊です。
ベーシックインカム
ちょこちょこ話題にあがることがある『ベーシックインカム』についての詳細が書かれた本。
- ベーシックインカムの歴史
- ベーシックインカムは道徳的に正しい理由
- ベーシックインカムは継続可能である
- ベーシックインカム批判がいかに愚かであるか
- 現実的にベーシックインカムを実現する方法
なんてことが書かれています。
これを読んでいて、
「『ベーシックインカムをもらって働かない人』と『FIREして働かない人』は似ているなぁ…。」
なんてことを思わされました。
なお、かなり内容が難しかったので、読書に慣れていない方は手を出さない方がいいかもしれません。
しかし、ベーシックインカムについて語るのであれば、絶対に読んでおいた方がいい本だと言えるでしょう。
メタモルフォシス
2015年に芥川賞を受賞した羽田圭介さんの作品。
SMプレイを通じて新たな世界を見つける人々の物語…。
あまりにもリアルにSMが描画されているので、読むのをためらったほどw
ただ、「読書とは自分の知らない正解を垣間見ること」だと考えているので、その目的にはピッタリすぎるほどピッタリだったので最後まで読破。
SMそのものに興味を持ったわけではないものの、むちゃくちゃ興味深い小説でした…。
脱税の世界史
こちらの記事でも紹介した著書。
紀元前からの
- 繁栄した国はどのような税制を持っていたのか
- 繁栄した国が滅亡したのは何故なのか
と、国家の興隆と没落を税制から紐解いていきます。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』と言います。
この本から学んでおけば、次に滅亡する国家を予想することができるかも?
ナラティブ経済学
2013年にノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラーの著書。
同年のノーベル経済学賞受賞者ユージン・ファーマは、効率的市場仮説を唱えていますが、ロバート・シラーは真逆の立場。
『経済を動かすのはナラティブ(物語)である』ということをテーマに話を進めて行きます。
- なぜ人々は熱狂してしまうのか
- 大した価値もないモノに高い価格がついてしまうのは何故なのか
- 同じようなナラティブが繰り返されるのは何故なのか
といった観点から考察されています。
「”効率的市場仮説”とかいうけど、市場は全然効率的じゃないよね」
と思っているそこのあなたにピッタリな本だと言えるでしょう。
(私のことでもありますw)
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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