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「資産が少ないうちは株式100%でOK」に感じる違和感

投資初心者の参入が増えてきたせいか

「資産が少ないうちは株式100%でOK」

なんていう言葉をよく聞くようになりました。

 

基本的には私も同じ考えですが、なんとなく違和感があるのでツラツラと…。

 

この言葉には、

「資産が少ないうちは、株価が下落したところで大してお金が減るわけじゃないからいいんじゃないかな」

「ちょっとお金が減ったくらいじゃ、メンタルへのダメージも大したことないでしょ(投資を後悔するほどじゃない=引退することはない)」

という考えから出ているケースが多く、ごもっともな意見に見えます。

 

しかし、ふと思ったのです

「私は株式の資産総額が数百万円減ってもダメージを負わないけど、アクシデントによってATMの手数料を数百円取られただけでも、1日中後悔をするくらいのダメージを負うぞ」

と。

 

つまり、

  • 失った金額の大きさと、心に負うダメージの大きさは関係ない

ということに気付いたわけです。

 

んで、『株式の資産総額が大きく減っても、ダメージを負わない理由』としては

  • 『株式はリスクを負っているからこそ長期的にはリターンが期待できる』ということを心底信じているから

だと考えられます。

 

つまり、暴落があったとて

「リスクを承知で投資しているので、下がることもあるよね~」

「いまは資産を減らしているけど、いつか増えるよね~」

と考えることができるため、下落によるダメージがないわけです。

 

これは株式投資に限らず、パチンコや競馬といったギャンブルでも「長期的には勝てる!」と考えている人であれば、損失が大したダメージにならず「いつかは報わるよね~」とノンキにかまえていられることでしょう。

 

反対に、「株式投資とか怖い…」「投資して本当に大丈夫なんだろうか…?」と考えている人であれば、ちょっとした下落に出会っただけでも

「やっぱりダメだった!!投資なんてするんじゃなかったわ!」

といって市場から退場してしまってもおかしくないと考えられます。

 

そんなわけで、

「資産が少ないうちは株式100%でOK」

という言葉に違和感を感じたわけです。

 

ここら辺から考えられることとしては、

  • 投資の先輩方が投資初心者へ手ほどきをするときには、「投資では、お金が減ることもあるけど、長期的にはきっと増えるよ!!」といったことを、なによりも強く強調する必要がある

なんてことなんじゃないでしょうか。

 

であるのにも関わらず、「絶対増える!」と断定することができず「増えることが期待できる」とフワッとしか言うことができないのがもどかしいですね…。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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