投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2022の結果が発表されました。
結果はこんな感じ。
一位は、私も投票したeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)となりました!
『全世界株式 と アメリカ株式の一騎打ち』となることを予想していましたが、上位を並べると
- 170pt:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 61pt:ニッセイ外国株式
- 44pt:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
ということで、結構な大差をつけてオルカンが一位になっただけでなく、二位にはニッセイ外国株式が入ってくるという結果になりました。
これは、
- どこに投資したら儲かるか分からないけど、全世界に賭けておいたら大丈夫な気がする
という考えが広がってきたと考えられますので、個人的には非常に喜ばしいことです。
近年のアメリカ株式のリターンは素晴らしく、世界経済の覇権国でもあることから、ストレートに考えれば
「これからもアメリカ株式がリードしていくだろう」
と考えるのが普通でしょう。
しかし、Fund of the Yearで、オルカンや外国株式(先進国株式)がアメリカ株式よりも人気をあつめたということは、
- 過去のリターンは将来のリターンを保証するものではない
- 多くの人が「○○は将来有望」と考えていれば○○は割高となり、リターンが落ち込む
- 今後なにが起こるか分からないから、可能な限り分散しておこう
といった考えを持つ人が増え、
「リターンも大事だけど、リスクを抑えるほうが大事だよね」
という考えのもと『無難』な選択をする人が増えてきたのだと想像できます。
投資のリターンを損なう方法の一つとして『投資先をコロコロと変える』というものがあります。
しかし、特定の銘柄にだけ集中投資をしていると、「○○はもうダメだ!」という考えが出てくるたびに、投資先を乗り換えることになりかねません。
しかし、良い国も悪い国も含んだオルカンに投資をしていれば、
「○○はヤバいらしいから乗り換えよう!」
という思考に陥りづらくなります。
投資とは一生付き合っていくものであるため、『数十年先』も見据えた投資先を選ばなければなりません。
しかし、『数十年先の世界がどうなっているかなんて分からない』ため、『なにが起きても安心して投資できるトコロ』を選ばざるをえません。
そして、その『なにが起きても安心して投資できるトコロ』の一つがオルカンです。
オルカンへの投資では、『○○が急成長した!』という事象による恩恵をほとんど受けることができないため、どうしても『素晴らしいリターン』を手に入れることはできません。
であるのにも関わらず、オルカンの人気が出てきたってことは、
「短期的なリターンはイマイチになるかもしれないけども、長期間投資をするのに向いた商品を選ぼう」
と考える『無難な投資家』が増えてきたということで、
すばらいしい!
の一言です。
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