最近、
- 年金の納付期間が65歳まで延期される
- 北欧社会のように『寝たきり老人の胃ろうを保険適用外』にしてはどうだろうか?
という、「なんとかして国のお金をやりくりせねば」という話題が目に付きます。
前者に対しては、
「もっと働けってことか!」
「こんな風に制度をコロコロと変えられるから、国民が不安に思って貯金をしてしまい、景気がよくならんのだ!」
後者に対しては、
「苦しんでいる家族や本人のことを考えろ!」
「老人の負担を増やすことは、将来の自分を苦しめることにしかならんぞ!」
なんていう批判があるようです。
もっともな批判です。
しかし、
お金がないんだからしょうがないじゃない
もし潤沢にお金があるのであれば、
- 年金の納付期間を25歳までに縮小します
- 30歳以上の医療費はすべて無料にします
なんてこともでき、大喜びする人も出てくるでしょう。
しかし、
お金がないんだからしょうがないじゃない
ここら辺は、子育てにも通じるところがあると思っています。
例えば、
「中古の服なんて、子供が可哀そう。」
「小さいうちから保育園に預けられて可哀そう」
なんて意見がありますが、この『可哀そう』の優先順位をあげすぎたことで
- お高い服を買い与えていたために貯蓄ができず、子どもの「私立の医学部に通いたい(平均3000万円程度必要)」という希望を叶えてあげられなかった
- 仕事を諦めて子供と一緒に過ごしたせいで貯蓄ができず、子どもが「起業したいから援助して欲しい」という願いを聞いてあげられなかった
なんてことにもなりかねません。
年金にして医療費にしても子育てにしても、『可哀そう』なのは確かなんですが、資源(お金)に限りがある以上、どこに割り振るかは考えねばなりません。
そこで『割り振らない』と決めたモノは、残念ながら諦めるしかありません。
とはいえ、「どこを削ってどこに割り振るか?」については真剣に検討して欲しいものです。
例えば、『将来の年金が不足している』となった時、
「全体から薄く取ったら影響が小さいし、不平等感がなくていいんじゃね?」
と、容易に考えてしまっては最悪です。
まずは『増税しなくても税収が増える方法』を考えてもらいたいものです。
そのためには、
- 新興企業の足をひっぱるような規制の撤廃
- 投資意欲を削ぐような制度の撤廃
- 安心してチャレンジできる社会保障(と空気感)
なんてのが必要なんじゃないかと個人的には思いますが、そこら辺は賢い人たちにお任せしようと思います。
いずれにせよ、『いままでのやり方』で上手くいかないのは実績が証明しているので、大きな方向転換が起きることに期待します。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
------
あなたのクリックが本ブログの順位を左右します!以下バナーをクリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします!
ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係するニュースを取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!