最終更新日:2021/3/26
投資経験がない若者が『投資をしない理由』の第一位は
- 興味はあるが勇気がない
でした。
これはネクストライフが18~25歳の若者を対象にした調査結果で、若者の投資経験、投資先、投資に対する考えなどが明らかになりましたので、紹介していきたいと思います。
まずは『投資の経験があるかどうか』です。
投資の経験があるかどうか
「投資をしているがやめた」を含め、投資経験のある若者は49%にも上り、25歳以下の若者であっても約半数が「投資経験がある」と答えており、(おそらく)世間のイメージ以上に投資が広がっているな、という印象を受けます。
また、「投資をしているがやめた」は全体の6%しかいないことから、
- 投資経験のある若者の9割弱は投資を継続している
となりますので、喜ばしい限りです。
次いで、『投資経験のない人は、何故投資をしないのか?』について見ていきます。
投資経験のない人は、何故投資をしないのか?
アンケート結果は、
- 44%:興味はあるが勇気がない
- 28%:お金がない
- 16%:投資をする理由がない
という順になりました。
つまり、
- 投資経験のない若者の約半数は、きっかけさえあれば投資をしたいと思っている
とも言えるわけです。
また、「お金がない」との回答には「お金があれば投資する」と考えている若者も含まれていると考えられますので、「興味はあるが勇気がない」との回答と合わせると
- 多くの若者は「投資をしたい」と考えている
と言ってもよさそうです。
これは朗報ですね。
しかし、「勇気がない」「お金がない」「理由がない」という回答が出てくるのは、単に『勉強不足によるもの』と思われます。
投資について学ぶ機会がないことが問題
「勇気がない」と言う若者は、投資はゼロサムゲームではないことを知れば、
「お金がない」と言う若者は、投資は100円からでも可能であることを知れば、
「理由がない」と言う若者は、マネーリテラシーが必須スキルであることを知れば
「投資をしよう」という考えになる可能性が高いと考えています。
しかしほとんどの若者は、これらを知る機会が提供されることはなく、自ら学ばない限り投資について学ぶことはありません。
これは、若者を指導する大人のマネーリテラシー不足が原因で、日本に古く(主に戦時)からある
- お金は汚い
- 貯金は賢い
- 投資はズルい
といった誤った考えがあるために起きている問題です。
その対策として、2022年からは高校家庭科でお金の教育が始まることが決定しているとはいえ、実際に始まってみるまで過度な期待はできません。
また、インターネットの発展によって、教師や親以外からでも気軽に学ぶことができる環境が整いつつあることで、若者の投資に対するイメージが変わりつつあることは感じていますが、まだまだ不十分であるのが現状です。
というわけで、これからも筆者は、このブログを通じて
- 多くの個人投資家にとって最も無難な投資であるインデックス投資
を広めるべく活動を続けていきたいと思います。
しかし、投資ブログにたどり着くような人は、既にある程度のマネーリテラシーを持っていると考えられるので、『投資に興味はあるが勇気がない若者』に届けようと思うと、もっと別の手段が必要なのだろうか…?
それとも、高校家庭科でお金の教育が始まることで、投資に興味をもつ若者が増え、勝手に人が集まりだすのだろうか…?
うーむ…、筆者の今後の課題はここら辺ですな。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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