最終更新日:2021/3/16
ディズニーの動画見放題サービスDisney+が世界で1億人の契約を達成しました。
サービスが開始されてからわずか1年4か月での達成という、素晴らしい実績です。
動画配信サービス大手のNetflixが2017年12月にサービスを開始し、2020年12月時点で2億人を突破したことと比較すると、ディズニー+が順調にサービスを拡大し続けていることが分かります。
この加入者数が順調に推移して理由の一つとして、コロナ禍があることは間違いありません。
コロナ禍において、映画館や劇場といった施設が閉鎖(または利用の自粛)されたことによって、自宅で楽しめるストリーミングサービスが大きく伸びたわけです。
この成功によって、米Disneyは大きく株価を伸ばしています。
株価が大きく伸びている理由の一つとして、
Disney+のようなサブスクリプションモデル(月額○○円で見放題といったサービス)は『一度契約すると解約されずらい(する人が少ない)』と言われており、
加入者が増えた要因がコロナ禍という一時的なものであったとしても、今後もそこから安定した収入が得られることが期待できる、というものがあります。
これは目線を変えると、映画業界、テレビ業界に永続的に影響を及ぼす可能性があるとも言える内容です。
自宅にいながら好きな番組、映画を見られる環境にあれば、
- わざわざ映画館に行って映画を見る人
- 時間が指定され、CMも入るテレビを見る人
は減ると考えられるためです。
実際に我が家もDisney+に加入していますが、『映画館で映画を見る』という選択は随分と減りました。
具体例として3月5日に映画館・ディズニー+で同時に公開された『ラーヤと龍の王国』は、
- 2980円(税抜き)を追加支払いすることでディズニー+で見れるようになる
とされているので、いっけん映画館と比べて割高に見えますが、
- 複数人で見てもこの値段
- 繰り返し見られる
- 自宅にいながら見られる
- お酒を飲みながらでも見られる
などなどのメリットを挙げると、割安とも思えてきます。
さらに昨今では、高性能なプロジェクタやオーディオが安価で手に入るようにもなりつつあるため、『映画館でしか得られない迫力』は失われつつあります。
実際に我が家は、5.1chスピーカ+100インチスクリーン+プロジェクタ完備となっていますが、映画館とそん色ないレベルで映画を楽しむことができています。
(映画が本気で好きな人からしたら低レベルな設備なんでしょうが、普通の人目線でなら十分です)
というわけで、ここまで挙げたことから
- 映画館の今後は厳しい
- 映像配信サービスは今後も広がり続ける
と予想することができます。
なお、映像配信サービスと言うと、
- AmazonPrime
- Netflix
- Hulu
などが有名ですが、Huluはディズニー傘下のサービスであることから、そういった意味でもDisney社は有望と言えそうです。
さて、最後に少し投資心理に関する話を書かせてもらいます。
投資心理に気を付けよう
本ブログではDisney社について20年10月にも記事にさせてもらっていたわけですが、その当時は今の株価より約4割も安値でした。
といったことを思い出すと、
「当時Disneyについて調べながら「魅力的だなぁ」と気付いていたので、買えば良かった。むしろ買おうと思ってたんだよ。」
くらいに感じてしまいます。
しかし、これは『Disney株が上昇したという現状』を見たのちに、
「私はDisneyが有望だと知っていた」
と後付けした(捏造した)考えである可能性が高いです。
(本ブログで取り上げている過去の心理学書たちより)
この『捏造であること』に気付かないでいると、「私は投資先を選ぶ能力が優れている」と勘違いしてしまいます。
そして、調子の乗り続けたまま個別株投資をしていくと、いつか痛い目を見るのは間違いありません。
人間は、ものごとを自分の都合のいいように解釈する傾向があるので、注意が必要です。
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