最終更新日:2021/2/19
日経新聞によると、上場企業の2021年3月期の配当予定は、
- 29%が減配
- 18%が増配
- 43%が据え置き
※未定企業もあり
ということで、減配が増配を上回りました。
増配が減配を下回るのは2010年以来で、実に11年ぶりになるわけですが、それ以上に、
- 18%もの企業が増配している
- 11年間も増配が減配を上回り続けていた
ことに驚きです。
参照記事:上場企業、減配が増配上回る 21年3月期 11年ぶり: 日本経済新聞
なお、その記事によると、
配当総額は前期比21%減の9兆769億円(トヨタ自動車など配当を未定としている企業を除く)だが、リーマン・ショック時の09年3月期から6割増えている。
とのことです。
少々古いデータではありますが、配当金総額は以下グラフのように推移しており、古くから言われている「株主還元しないダメな日本企業」から脱しつつあることが分かります。
出典:時事ドットコム
また、過去の配当利回りの推移を見ても、
※日本取引所グループのデータより作成
といった感じで、(どちらかというと)上昇傾向にあります。
(全期間の単純平均は1.53%)
2009年ごろにガツンと利回りが上昇しているのは、リーマンショックによる暴落で相対的に利回りが上昇したためで、
その後ゆるやかに利回りが減少しているのは、株価がじょじょに回復しているためです。
(コロナ暴落時も利回りが急上昇していますね)
つまり、短期的には
- 株価が下落すると、配当利回りは上昇する
- 株価が上昇するが、配当利回りは下落する
ケースが多いということです。
これが『暴落は配当金再投資によるリターンを大きくする』と言われる根拠です。
参考記事:「株式投資の未来」は長期投資のバイブル【要約・書評】
2008年以前は
- 1.5%を下回る残念な配当利回り
- 株価も低迷
だったことを考えると、現在の
- 2%近い配当利回り
- 株価も好調
は、シンプルに『投資家にとって良い環境になってきた』と言え、これからも日本企業には期待ができそうです。
よかよか。
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