最終更新日:2021/2/3
日経新聞につみたてNISA3周年、大部分の投信が含み益にという素晴らしい記事があったので紹介します。
ざっとまとめると、
- 3年間、毎月末に33,333円積み立てる設定で計算
- 2018年1月時点で積立NISA対象だった140本のうち139本がプラスリターン
- 含み益が10~30万円のファンドがほとんど(104本)
- ETFは対象外
といった感じで、多くのサラリーマンが採用するであろう『毎月積立型のドルコスト平均法』で計算し、そこそこのリターンとなっていたとのことで、「素晴らしい!」の一言です。
(こういった計算を自分でやるのは面倒なので、非常にありがたい!w)
また、面白いことに
- 唯一のマイナスは、国内資産のバランスファンド
- 含み益トップ10は全て日経平均インデックス
と、上位も下位も日本資産となっています。
なおバランスファンドは、債券(配分比率:70%)が足を引っ張っていたようです。
定番どころのファンド別リターンを並べると、
- ニッセイ日経平均:+27.30%:+32.76万円
- 楽天・全米株式 :+25.34%:+30.40万円
- 楽天・全世界株式:+19.98%:+23.97万円
- ニッセイ新興国株:+17.53%:+21.04万円
といった感じとなりました。
「将来性ないよ」と言われ続けている(気がする)日本株式ですが、2018年からの3年間のリターンだけを見ると、大人気の米国株式を上回っており、「ちょっと意外」と思ってしまうかもしれません。
『経済成長率』と『株価の推移』に相関性はない
実際に、日米の経済成長率は、
- 2018:(日)+0.28%(米)+3.00%
- 2019:(日)+0.67%(米)+2.16%
- 2020:(日)-5.27% (米)-4.27%
※2020年は予想
※世界経済のネタ帳様よりデータを拝借
となっており、常にアメリカの経済成長率が高かったわけですし、コロナ禍にはGAFAMに代表されるアメリカハイテク企業の株価が大きく上昇していました。
であるのにも関わらず『日本株の方がリターンが高かった』ということで、
- 経済の成長と、株価の推移に関連性はない
ということが、改めてよく分かる結果となりました。
参考記事:【要約】株式投資 長期投資で成功する為の完全ガイド
たった3年間の調査結果であるため、この結果だけをもって何かを決めつけることはできませんが、
この調査結果がもっと拡散され、
- コツコツ投資の素晴らしさ
- 積立NISA商品の優秀さ
- 将来の株価を予想することの難しさ
等などが広がり、多くの日本人投資家が生まれ、『全世界株式インデックス@ドルコスト平均法』を選択する『ほったらかし投資家』が生まれてくることに期待します。
というわけで、もっと拡散してくれーい!!!
このブログを選び、読んで頂いて感謝します。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
------------
ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係する記事を取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!
本記事が少しでも良かったと思って頂けたら、以下バナーを1日1回クリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします!
※上のリンク先からは、本ブログの人気ランキングもご確認頂けますのでぜひ!
また、筆者(ひょしおんぬ)御用達の商品を楽天ROOMで公開していますので、是非ご覧ください。
関連記事