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【割安】ウォルト・ディズニー(DIS)はまだまだ成長する【オリエンタルランドは?】

「ディズニーランドが好きなのでオリエンタルランド株を買いたい!」

「だけど株価が高すぎる!」

と考えている投資家も多いと思います。

 

しかし、

  • ディズニーの本家であるウォルト・ディズニー ・カンパニー(DIS)は、2万円以下で買うことができる

ということを知っている人は少ないかと思います。

 

 

そこで、この記事ではウォルト・ディズニーを紹介しつつ、『買いなのか?』について考察していきたいと思います。

 

また、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドについても、記事の後半で考察していきたいと思いますので、最後までお付き合い頂ければと思います。

 

<目次>

 

ウォルト・ディズニー・カンパニーとは

ウォルト・ディズニー・カンパニーとは

ウォルト・ディズニーは1923年に設立され、ミッキーマウスをシンボルにディズニーランドの経営や、映画の配信などを行っている会社です。

 

具体的には、

  • 映画製作:マーベルやスターウォーズなども
  • テレビ番組制作:ディズニーチャンネルやESPN(スポーツ専用チャンネル)など
  • 映像配信サービス:HuluやDisny+の配信

がメインの事業となっています。

(なお、Huluは2019年5月よりウォルト・ディズニーの完全子会社となりました)

 

株価は以下のように推移しており、いまだ新型コロナによって株価を大きく下げましたが、現在では新型コロナ前の株価を大きくこえています。

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出典:モトリーフール

 

ウォルト・ディズニー・カンパニーの最近の事情

ウォルト・ディズニーは、新型コロナによるテーマパークの閉園などで大きなダメージを受けており、いまだ回復できていませんが、2019年11月より開始したDisney+で大きな利益をあげています。

 

ウォルト・ディズニーは『2024年までに6000~9000万人の加入者を目指す』としていましたが、

  • 開始9か月で6000万人を超える加入者を獲得
  • 開始14か月で1億人を超える加入者を獲得

と、目標を大きくこえる成果を出しています。

 

なお、

  • NetFlixは、2007年にストリーミング配信を開始して2020年末に2億人

となっています。

(時代の違いもあるので、参考程度に)

 

Disney+の料金プランは国によって違いますが、おおよそ7ドル/月となっているので、毎月7.0憶ドル(約770億円)の売り上げという恐ろしい数値となっています。

 

東京ディズニーランド・シーの売り上げ合計『360億円/月(18年度実績)』と比べると、規模の大きさがよく分かります。

 

現時点では、Disney+で公開されている作品は『過去の作品』が多く、Disney+オリジナル作品が少ないのにも関わらず、これだけの加入者がいることにはおどろきです。

 

さらに、Disney+の拡大によってディズニー映画が身近なものとなれば、

  • テーマパークへ行く人の増加
  • ディズニーグッズの売り上げ増

なども見込めます。

※筆者も、ディズニー映画の影響もあってパーク好きになった人物の一人です。

 

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ウォルト・ディズニーの今後について

Disney+やHuluなどのサブスクリプションサービス(定額課金型)は、『一度契約すると、解約する人が少ない』ことがおおきなメリットです。

つまり、ウォルト・ディズニーは映像配信サービスによって、『安定した(今後も増えると期待できる)収益元を確保できている』とも言えそうです。

 

さらに、新型コロナによってテーマパークの売り上げが激減していますが、新型コロナが鎮静化さえすれば、元通りに回復することが期待できます。

(コロナが流行したからといって、ミッキーマウスやディズニーリゾートが嫌いになる人がいるわけではないので)

 

つまり、

  • 家こもりに強い映像配信サービス(Disney+、Hulu)
  • 観光スポットとして強力なテーマパーク

と、多角化が進んだことによって、ウォルト・ディズニーの堅実さがより向上したわけです。

 

本家ウォルト・ディズニーの強力さが分かったところで、もっと身近な東京ディズニーリゾートを運営する『オリエンタルランド』についても考察していきます。

 

オリエンタルランドは買い?

株主優待銘柄としても人気のあるオリエンタルランド株ですが、筆者は『買いではない』と判断しています。

 

オリエンタルランド株は、現在15000円程度の株価で推移しており、単元株数が100株なので、150万円くらいから購入することができます。

そして、100株保有していることで得られる株主優待は『年間1枚のワンデーパスポート(8200円相当)』です。

 

つまり、

  • 優待利回り:0.55% → (優待8200円÷150万円)

となり、予想配当利回りの年間0.3%を足しても

  • 配当+優待利回り:0.85%

にしかならず、優待や配当金目的で買うことに適していないことが分かります。

 

参考までに、150万円を高配当で有名なJT(7.7%程度)に投資した場合、

  • 配当金:11.6万円 → ワンデーパスポート14枚分

が手に入ることになります。

 

つまり、単純計算してしまうと

株主優待のパークチケット狙いでオリエンタルランド株を買うくらいなら、JT株を買った配当でパークチケットを買ったほうが10倍以上お得

となるわけです。

 

とはいえ、オリエンタルランドは今後も成長していくとは考えられますので、『優待だけでなく、株価が上昇することに期待!』と考えることも可能ですが、正直言って『厳しい』と言わざるを得ません。

 

株価が適正かどうかを測る代表的な指数としてPER(株価収益率)がありますが、オリエンタルランドは、『PER:80倍』とかなり高い水準にあります。

 

コロナ禍でも絶好調な『米ハイテク大手企業=割高となっている銘柄』と比べてみても、

  • オリエンタルランド  :  80倍
  • Google       :  34倍
  • Facebook      :  34倍
  • Apple       :  38倍
  • Microsoft      :  39倍
  • Amazon      :132倍

 となっており、『オリエンタルランドはGAFAMに劣らなレベルの割高』だということがよく分かります。

(Amazonの異常値には触れず…)

(ちなみに、ウォルト・ディズニーの2019年の実績PERは20倍弱)

 

 

高いPERは、企業の成長率が高ければ問題になることはありませんが このオリエンタルランドのPERを正当化するには、

  • オリエンタルランドがGoogleやAppleの『倍以上の速度』で成長する必要がある

わけなので、それが「恐ろしく高いハードル」であることは説明するまでもありません。

 

よって、オリエンタルランドへの転職も考えるくらいオリエンタルランドが大好きな筆者ですら、

  • オリエンタルランドは割高すぎて、手を出しづらい

という結論となるわけです。

 

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まとめ:ディズニーには今後も期待できるが、株価とは別の話

ここまで記事にさせてもらった通り、ウォルト・ディズニー・カンパニーは今後も成長が期待でき、株価を見ても手を出しやすい水準にあると言えます。

 

新型コロナが鎮静化する目途が立っていないとはいえ、『いつか必ずコロナを克服する』ことは間違いないと言えますので、『今のうちに購入しておく』といった判断をしてもいいかもしれません。

 

また、同様にオリエンタルランドも今後成長していくことは期待できますが、既に割高な水準にある以上、『安易に手をだすべき銘柄ではない』という判断が出来そうです。

(特にパークチケット狙いによる投資は厳禁!)

 

というわけで、「オリエンタルランドに勤めて、プーさんのハニーハントがシステム調整で止まらないようなシステム改善をする!」と妄想しているSEの筆者の考察でした。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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