最終更新日:2020/8/9
朝起きるて「まじか…」とつぶやく毎日でした。
というのも、起きるたらまず『アメリカ市場のチェック』から入るのですが、
「今日も上げてる…。明日は下げるかな」
「今日も上げてるやないの。明日こそは…」
「また上がってるじゃねーか…」
と、ずんずんと株価が上昇し続けていたためです。
日経平均とは大違いだな!
なお、株価に大きく影響するであろう『全世界の新型コロナの感染者数』は、上昇しつつはあるものの”急増”というほどではないペースで推移しています。
※新型コロナ世界の新規感染者数の推移
提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia
とはいえ、 毎日20万~30万ていどの新規感染者が発生しており、”危機的状況”であることに変わりはありません。
参考までに、『世界人口:70億人』『新規感染者数:30万人/日』が続くとすると、
- 1年で世界人口の約1.6%が新型コロナに感染する
こととなります。
さらに、現状では『新規感染者数が右肩上がりに増加している』ため、もっと多くの人が感染する可能性も十分にあり、その場合の経済へのダメージは計りしれないことになりそうです。
さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。
確認するのは、
- 日本で販売している投資信託(為替の影響も含んだ確認)
- アメリカで販売しているETF(ドル-円の為替を無視して確認)
の2つです。
<目次>
- 【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から24週間】
- 【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移
- 【新型コロナウィルス】過去24週間の株価の推移
- VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較
- 今後の株価について
【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から24週間】
さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする投資信託」の推移で確認してみたいと思います。
(世界平均の株価の推移と思ってください)
まずは過去10年の推移から。
※2020年8月7日時点の222,127ポイントに合わせて赤線を引いてあります。
『2020年3月に暴落した跡』は見ることができるものの、”新型コロナ”によって世界経済に大ダメージが発生している(移動規制などが行われている)とは思えない推移となっています。
「株価は経済の先行指数(数か月先の経済を先取りして動く値)」とは言うものの、「さすがにちょっと回復しすぎじゃない…?」と言いたくなる感じです。
では、次に過去2年間の推移を掲載します。
【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移
青線よりもオレンジ線(2か月の移動平均線)で推移を見てみると、
- 2019年末~2020年初に大きく上げた
- その反動で2月末に大きく下げた
- 8月初時点では元の株価に戻した
といった流れになっています。
見た通りですが、2019年末~2020年初の株高期を除けば、『過去最高の株価』というところにまで回復しています。
既に
- 新型コロナによる暴落からは完全に脱した
といっても過言ではありません。
では次に過去24週間の株価の推移を掲載します。
【新型コロナウィルス】過去24週間の株価の推移
記事の冒頭でも書いた通り
- 毎日あがり続けた一週間
となりました。
とはいえ『ほぼ暴落前の株価にまで戻している』ため、ここからは急激に株価があがることは考えづらく、、実際に移動平均線(オレンジ線)で見ると、ここ2か月間は『ほぼ横ばい(微増)』が続いています。
なお、具体的な株価の変動率としては
- 先週末と比べて1.1%の上昇
- ピーク時(2/21)と比べて6.8%の下落
- 底値時(3/24)と比べて42.8%の上昇
となっています。
底値時と比べて42.8%の上昇ということで、もし『暴落前に株を全て売って、底値で買い戻す』としていた場合のインパクトはすごかったと言えます。
もし『本ブログの筆者ひょしおんぬの全資産(約1800万円)を完璧なタイミングで売買していた』とすると、
- 3か月で770万円の利益
- 資産総額は2570万円に増加
していたことになります。
すごい値動きをしたものだ…。
では最後に、投資先地域毎の推移をETFで確認します。
VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較
※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。
今週はどの地域も『順調に推移した1週間』でした。
特にアメリカ株(VT)の上昇はすさまじく、具体的な結果を成績順に並べると、
- 103.4ポイント:アメリカ(VTI)
- 102.9ポイント:新興国(VWO)
- 101.0ポイント:全世界(VT)
- 100.4ポイント:先進国(TOK)
となり、久しぶりに新興国を超えていきました。
さらに、全ての地域が『2月3日時点の株価を超える』ところにまで回復してきており、繰り返すようですが『暴落からは完全に脱した』ともいえる状況にまで回復しています。
とはいえ、短期間の値動きなので、これからの値動きに注目していきたいところです。
今後の株価について
上記でも書いたとおり、新型コロナはまだまだ鎮静化しておらず、経済が回復するまではしばらくかかりそうです。
また、ドル円の為替も大きく値動きしていることからも分かる通り、
- 投資家の達も、今後の動向を読むことができていない(よって右往左往している)
という状況となっています。
というわけで、個人投資家がやらねければならないことは、
- 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
- 「2番底の前に逃げ切ろう!」と売りに走る
といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。
とはいえ、株価的には『すでに暴落から脱した』といえるラインにまで回復しており、「ブログで株価の変動をおうもは、もういいか」と思わないでもありませんが、もうしばらく続けていきたいと思います。
というのも、
- 株価は先行指数(未来の経済を反映している)というけど、どれくらい先行しているのか
- 2番底があるとしたら、どういった推移、イベントの後に発生するのか
などを記録したいという思いがあるからです。
せっかく、
- ”暴落”という『まれにしか経験できないイベント』が起きている
ので、この『貴重な経験』を活かためにも記録をしっかり残し、今後の投資活動や、ブログ記事を書くことに役立てていきたいと思います。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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本ブログの読者たちに”最も伝えたい内容”を整理した記事です。
筆者はこの記事で紹介する本たちの力によって、
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それではまた