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【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から22週間】

最終更新日:2020/7/26

 

珍しく”アメリカの一人負け”の週でした。

 

そしてリスクオフのためか、いい感じに円高が進んできており、一時は1ドル105円台にまで入りました。

「海外資産への積立投資を行っている日本のサラリーマン」にとって円高は望ましいことです。

 

それは、

  • 円高になればなるほど、海外資産を買える量が増える

ためです。

 

すなわち、1%円高が進めば、あなたの給料が1%上がったも同然です。

(給料全てを海外の資産購入に当てていればw)

 

もっと円高になれーい!

 

 

その原因と思われる、新型コロナウィルスの状況を確認すると、新規感染者数が以下グラフの通り爆増していることがよく分かります。

(日本では「1日の感染者数が1000人超えそうだ!」と言っていますが、微々たる数です)

 

※新型コロナ世界の新規感染者数の推移

新型コロナ世界の新規感染者数の推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

  

特にアメリカでは増加のペースが加速しており、累計400万人もの感染者を出しています。

 

「アメリカ以外でのコロナが鎮静化」したとしても、世界経済はアメリカがリードしているため、アメリカが経済的ダメージを受ければ、世界経済がダメージを受けることは明白です。

   

さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。

 

確認するのは、

  • 日本で販売している投資信託(為替の影響も含んだ確認)
  • アメリカで販売しているETF(ドル-円の為替を無視して確認)

の2つです。 

 

が、今週は日本が木・金休みであったため、週後半であった「世界中の株価下落」が、投資信託には反映されていません。

よって「VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較」の項までは、軽く見てもらえればと思います。

 

<目次>

 

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から22週間】

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

 

まずは過去10年の推移から。

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から22週間】

※2020年7月22日時点の220 ,761ポイントに合わせて赤線を引いてあります。

 

グラフの通りですが、過去10年という長いスパンで見ても急落しているのが目立ちます。

とはいえ、現時点の株価は「2020年初の高値期」を除けばほぼ最高値にまで回復してきており、「一時的にちょっと値を下げていただけ」とも受け取れるような推移となってきました。

  

というわけで、随分回復してきていることが長期推移でも見て取れるようになっており、「このまま回復するのかな?」と感じてしまいます。

 

では、次に過去2年間の推移を掲載します。 

 

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

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【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移


青線よりもオレンジ線(2か月の移動平均線)で推移を見てみると、

  • 2019年末~2020年初に大きく上げた
  • その反動で2月末より大きく下げた
  • 7月初時点では元の株価に戻した

 といった流れに見えます。

 

「”コロナによる暴落”とは何だったんだ…」と言いたくなるようなチャートで、2019年末~の山が無ければ、”ここ数年は横ばいの状況だった”となります。

  

 では次に過去22週間の株価の推移を掲載します。

 

【新型コロナウィルス】過去22週間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去22週間の株価の推移


ここ数週間はじわじわと株価が回復しつつあり、暴落後の最高値を更新しています。

 

また、移動平均線(オレンジ線)で見ても、かろうじて上昇トレンドにあることが分かります。

   

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末(7/3)と比べて1.6%の上昇
  • ピーク時(2/21)と比べて7.4%の下落
  • 底値時(3/24)と比べて41.9%の上昇

 となっています。 

 

暴落前のピーク時と比較しても、たった7.4%の下落ということで、「暴落から回復した」「買い時(バーゲンセール)は過ぎ去った」と言えそうです。

 

とはいえ、暴落の原因となった新型コロナの鎮静化はまだまだ遠く、油断がならない状況であることに変わりはありません。

 

とはいえ、冒頭でも書いた通り、日本は木・金と祝日であったため、そのあいだの世界の株価の値動きが反映されていません。

 

というわけで、木・金もうごいていた、投資先地域毎の推移をETFで確認します。

 

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

 

今週は珍しく「アメリカの一人負け」と言える状況でした。

(グラフだと分かりづらいですが…)

 

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 101.5ポイント:新興国(VWO)
  •   99.1ポイント:アメリカ(VTI)
  •   98.0ポイント:全世界(VT)
  •   97.5ポイント:先進国(TOK)

と、アメリカは上位にいますが、”先週との比較” をすると、

  • 100.9%:新興国(VWO)
  •   99.7%:アメリカ(VTI)
  • 100.0%:全世界(VT)
  • 100.3%:先進国(TOK)

と、アメリカ(VTI)だけ マイナスに陥っています。

(なお、アメリカ高配当ETF(VYM)は下げていません)

 

 

「これは面白い反応だぞ」と某ジャックの声が聞こえてきます。

 

今までは「さすがアメリカ!」と言いたくなる推移を続けていましたが、

  • 7月には新興国に抜かれ
  • 7月20日週は先進国にも劣った

という結果になりました。

 

とはいえ、短期間の値動きなので、これからの値動きに注目していきたいところです。 

 

今後の株価について

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【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から22週間】


冒頭でも書いた通り、新型コロナは大きく拡大を続けており、まだまだ油断のならない状況が続いています。 

また、ここにきて「リスクオフの円高」が進んでいることから

  • (投資家達が)想像していた以上にコロナが収束しない(広がり続けている)

状況であるとも言えます。

 

とはいえ、世の誰もが新型コロナウィルスの今後について正確に予想出来ない以上、個人投資家にできることは、

  • 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
  • 「2番底の前に逃げ切ろう!」と売りに走る

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

  

何となーくですけども、「再び暴落がきそうな雰囲気」を感じている、ひょしおんぬでした。

(信じちゃダメよ!)

 

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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