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【要約】”金持ち父さん貧乏父さん改訂版”はサラリーマンを卒業する方法を教えてくれる【書評】

最終更新日:2020/7/25

 

”金持ち父さん貧乏父さん”を読むと、投資に対するモチベーションが急上昇します。

「この本に20代前半で出会えて幸運だった…」と今でも思います。

 

”金持ち父さん貧乏父さん”シリーズは、全世界で51か国語に翻訳され、105か国で紹介されおり、全世界で4000万部以上を売り上げている大ベストセラーの本です。

(多くの人もタイトルくらいは聞いたことがあるでしょう)

 

この本は”お金の哲学”を教えてくれ、世の中のラットレースを抜け出す術を提示してくれます。

 

ラットレースとは、「働いても働いても一向に資産が貯まらないさま」を「ハムスターが回し車をくるくる回している姿」に例えた表現です。

ラットレースに参加している限り、一生懸命回し車を回して脚力が鍛えられた(昇給した)ところで、回し車の中からは抜けられないわけです。

 

本ブログの筆者ひょしおんぬも、20代前半の頃に”金持ち父さん貧乏父さん”を読んだことがきっかけで投資を始め、おかげで大きな資産を築くことに成功しました。

 

というわけで、多くの読者にこの名書を知ってもらい、「投資で大きな利益を得るための哲学を身に付けてももらう」ことを目的に、本記事では”金持ち父さん貧乏父さん”を要約してお伝えしていきます。

 

<目次>

 

”金持ち父さん貧乏父さん”は「何故投資が必要なのか」を教えてくれる

”金持ち父さん貧乏父さん”は「何故投資するのか」に答えてくれる

"金持ち父さん貧乏父さん"は、

  • 「金への執着は悪の根源だ」と言う金持ち父さん(実の父)
  • 「金がないことこそが悪の根源だ」という貧乏父さん(友人の父)

という二人の影響を受けて育ったロバート・キヨサキ氏が執筆した本で、

  • 貧乏父さんは優秀な学歴で博士号を取得
  • 金持ち父さんはハイスクールすら卒業していない

で、あるのにも関わらず、

  • 貧乏父さんは死ぬまでお金に苦労した
  • 金持ち父さんはハワイで最も裕福な一人になった

という、対極的な二人からの教育から、ファイナンシャルインテリジェンス(お金の知識)の大切さを教えてくれる本です。

 

金持ちはお金のためには働かない

”金持ち父さん貧乏父さん”のなかの第一の教えは、

中流以下の人間はお金の為に働く

金持ちは自分のためにお金を働かせる

という言葉です。

 

そして多くの人は、以下のような人生のパターンにはまり、その状態を”ラットレース”と呼びます。

朝起きて、仕事にいき、請求書を支払う、また朝起きて、仕事にいき、請求書を支払う…、この繰り返しだ。

~中略~

そういう人はたとえお金が多くもらえるようになっても、支出が増えるだけでパターンそのものは決して変わらない。

 これにドキッとする人も多いのではないでしょうか。

 

「収入が増えたら生活が楽になる」と思いながらも、「収入は増えたが貯蓄が増えることはなく、支出が増えただけ」というのはよくある話です。

そんなことをしていては、いつまでたっても生活が楽になるはずもなく、いつまでもラットレースを続けることになります。

 

ということは、「金持ちになってもラットレースは抜け出せない」ということです。

金持ちがお金を持っているのは、欲望の為ではなくて恐怖の為だ。

お金持ちはお金を持たないでいることの恐怖、貧乏になることの恐怖をお金が打ち消してくれるだろうと本気で信じている。

だからたくさんお金を貯める。

でも、その結果わかるのは恐怖がもっと強くなっていることだ。

~中略~

お金によって手に要れた大きな家や自動車、いい暮らしなんかを失うのが怖いんだ。

お金を失ったら友達が何というだろうかと心配なんだ。

金持ちそうに見えて、実際お金をたくさん持っているのに、ひどく絶望していたりノイローゼじょうたいになったりする人はたくさんいるよ。

 と言い、一般的に「良い人生」と言われれている

  • 頑張って勉強していい大学に入り
  • 1流企業に入社して
  • 必死に働いて昇給して
  • 贅沢な(支出の多い)生活をおくる

といった流れでは豊かな人生が送れないと言っています。

 

そして、豊かな人生を歩むためには「お金の流れの読み方を学ぶ」必要性があると説いています。

 

お金の流れの読み方を学ぶ

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”金持ち父さん貧乏父さん”では、繰り返しのように”資産”と”負債”の違いを説明しています。

 

そこでは、

  • 金持ちは資産を手にいれる
  • 中流以下の人たちは負債を手にいれ、資産だと思い込む

と言い、

  • 資産は私のポケットのお金を入れてくれる
  • 負債は私のポケットからお金をとっていく

と分かりやすく表現し、

  • 金持ちになりたいなら、ただ「資産を買うこと」に生涯をささげればいい
  • 中流以下にとどまっていたい人は負債を買えばいい

と言っています。

 

そこが理解できていなければ、例え学生時代に優秀な成績を収め、”医者”や”弁護士”、”公認会計士”といった高給取りの仕事につこうとも、「金持ちにはなれない」ということになります。

 

逆に言えば、例え給料が少なかったとしても「資産を買うことに生涯をささげる」ことで金持ちになることが可能です。

 

そしてその、資産の例として以下7つを挙げています。

  1. 自分がその場にいなくても収入を生む出すビジネス
  2. 債券
  3. 収入を生む不動産
  4. 手形、借用証書
  5. 音楽、書籍などの著作権、特許権
  6. その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの

一般的には”資産”と言われる「一軒家(自宅)」はこの中に含まれず、”負債”に分類されます。

 

一軒家の購入は、

  • 頭金を支払って家を手に入れ、”住宅ローン”を支払い続ける

ことであるため、「負債を購入して、ポケットからお金を抜き取られ続ける」ということで、”負債”に位置づけられ、まさに「負債を手に入れ資産と思い込む」ことの代表のようなものです。

 

一軒家を購入できるだけのお金(頭金)があるのであれば、それを”資産”の購入に当てていれば、「定期的にポケットにお金が入る」という、全く逆の状況になります。

 

そして、資産を買うことに精を出し続けていけば、「”支出”よりも”資産から得られる収入”が大きい」となる日が来ます。

 

何もしなくても資産が自動で拡張するようになる

そうすれば、”経済的な自由”を手に入れられることとなり、”お金の為に働く”といった行為から無縁の生活が送れるようになります。

 

気が向いたら働けばいいし、気が向かなければ働かなくても生きていける。

これこそ理想のセミリタイアですね。

 

なお、”金持ち父さん貧乏父さん”では、その道筋を以下のように例えています。

ここまでの道のりは木を育てるのに似ている。

何年ものあいだ水をやり、手をかけてやれば、ある日、木はあなたを必要としなくなる。

根が十分深いところまで達したのだ。

それ以降は、木は心地よい日陰を与えてくれ、あなたはその下で自由を満喫すればいい。

 

早くこんな生活を送りたい…。

 

なお、”金持ち父さん貧乏父さん”の著者であるロバート・キヨサキ氏は、47歳で引退していますが、それまでは「一生懸命働いた」と言っています。

私は不動産に投資するお金を貯めるために、朝早く会社に出かけ一生懸命働いた。

当時のハワイは好景気が始まりかけていて、金儲けのチャンスがごろごろしていた。

景気が上昇しつつあることがはっきりわかってくると、私はさらに一生懸命に働き会社のコピー機を売りまくった。

それにつれて私の給料は上がったが、もちろん給料から差し引かれる控除額も増えた。

それでも怠ける気はなかった。

会社のために働き続けるという「落とし穴」から出たくてしかたがなかったから、せっせと働いてそのためのお金をためた。

1978年を迎える頃には、私は営業成績がトップファイブの常連となっていた。

そうなったのは、ラットレースから抜け出したいという気持ちが強かったおかげだ。

 

  • 会社のために働き続けたくない
  • ラットレースから抜け出したい

 

の一心で一生懸命働くという、あるいみ矛盾した行動ではありますが、それによって目標が達成できたわけです。

 

まとめ:"金持ち父さん貧乏父さん"に学べば早期リタイアも可能

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ここまで記事に刺せてもらった通り、

働く→賃金を得る→消費する→働く→賃金を得る→消費する→…

というラットレースから抜け出すには、

  • 負債を買わずに資産を買う

 という手段しかありません。

 

そして多くの人は「負債を”資産と勘違い”して買う」というあやまちを犯しているので、注意が必要です。

 

そして、「負債を買わずに資産を買う」という行動を続けていけば、資産が大きく育ち、世話をしてやらなくても資産が自動で拡張する(増え続ける)レベルにまで成長します。

そうすれば、労働から解放され「経済的自由」を手に入れられます。

 

”金持ち父さん貧乏父さん”は、

  • お金に振り回される人生を送りたくない
  • やりたくない仕事を長々と続けたくない

という人にお勧めの一冊です。 

 

ひょしおんぬは、社会人になった数年後にこの本に出会い、投資を始めるきっかけとなりました。

出会う前は「急に収入が増えた人にありがちな行動」として、高級財布や高級時計などを買ってしまうなど、散財して過ごしていました。

 

が、”金持ち父さん貧乏父さん”を読んでからは、「一番買いたいものは資産だ」ということに気付き、

  • 自然と(頑張らなくても)「節約して手に入れたお金で投資する」という習慣

が身に付き、その結果として大きな資産を手にすることに成功しています。

 

若かりし頃にこの本に出合えたことに感謝です…。

 

『本を読むこと』を投資と考えると、読書ほど”低いコスト”で”高いリターン”が期待できる投資はそうそうありません。

『たった数時間』を読書に投資するだけで、あなたの投資リターンが向上する手助けとなり、さらに、安定したメンタルで投資を続けることもでき、多くの人が持っていないマネーリテラシーを手に入れることも可能です。

 

『お金に困らない豊かな生活』を実現するためにも、読書の力を活用しましょう。

 

 なお、本書では

  • 不動産投資によって利益を上げるテクニック
  • 節税をするためのテクニック

などが、著者:ロバート・キヨサキ氏の実体験を例に具体的に語られています。

”不動産投資”に興味のある方にとっては、かなり参考になる情報なので一度は読んでみることをお勧めします。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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