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割高だからといって暴落が待ち構えているわけではない

最終更新日:2020/2/29

 

”割高”だからといって暴落が待っているわけではありません。

 

最近本ブログで

  • アメリカ株は割高!
  • 特にGAFAMはむっちゃ高い!
  • コロナで経済は落ち込んでるのに株価が落ちない!

と、「割高じゃー!!」と叫びまくっているせいか、もしかしたら「暴落が近いんんだろうか…」と受け取ってしまっている読者もいるかもしれませんので、念のため否定しておきます。

 

株価が割高となっていようとも暴落が待っているわけではありません。

 

<目次>

 

割高だからといって暴落が待ち構えているわけではない

割高だからといって暴落が待ち構えているわけではない

「”割高”だと言うならば、信用売りでもしているのか?」と考える読者がいるかもしれませんが、実際は本ブログの筆者ひょしおんぬは、「わりだか!わりだか!」と叫びながらも、以前より引き続き定額の積立投資を続けています。

 

それは

  • 割高だったとしても、今以上に株価が上昇し続けるかもしれない

からで、すなわち

  • ”割高”という指標は、今後の株価を予想するために使えない。

と考えているわけです。

 

とうぜん”割高”であれば「これから下落が待ってる”かも”しれないなぁ…」くらいの感想を持つことはありますが、しょせん”かも”レベルでしかなく、信用できるわけではありません。

 

この記事(S&P500は割高?バブル?)でも書いた通り、アメリカ株価を見る代表的な指数:S&P500のPERは、過去100年の平均(赤線)から比べると高い水準にあり、”割高”といえる状況にあります。

S&P500は割高?【過去からの推移、他の指標との比較を確認】

それは、「20年以上まえから」です。

 

つまり、20年以上前に「割高だから投資をひかえよう!」と決断した投資家は、現在に至るまで投資に踏み出せずにいるわけです(一時的な暴落時は除く)

 

しかし現実には、S&P500は以下グラフの通り大きく株価を上げてきているため、投資を控えていた投資家は”大きな機会損失”をこうむっていることになります。

S&P500の推移

 

よって、”株価が割高に見える状況”であったとしても「ビビることなく投資をすること」が、個人投資家が資産を大きくするの有効な手段と言えるわけです。

 

「じゃー”割高”とかどうでもいいの?」

と疑問に思うかもしれませんが、”割高”は投資家にとってマイナスの影響を及ぼします。

 

”割高”は低い配当利回りを与える

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”割高”になれば配当利回りは落ち、結果として投資家の利益が減少します。

 

基本的に”配当の金額”は、株価の上下に関わらずに一定です。

すなわち、株価が上がれば上がるほど「配当利回りが下がる(高い株価の割に配当金が少ない)」となります。

 

そして、配当金が投資家にもたらす利益は「かなりの割合を占める」と過去の調査から判明しています。

※詳しくは「株式投資の未来」はアメリカ株の長期投資のバイブルにて

 

よって、株価が割高になればなるほど、投資家が得られる配当利回りは減少し、投資家のトータルリターンは少なくなるわけです。

 

そして、実際にS&P500の

  • 割高なグループ
  • 割安なグループ

とに分けて1957-2003年の間に投資を続けた場合のシミュレーションでの、年間利回りは

  • S&P500全体    :11.18%
  • 割高なグループ :  9.17%
  • 割安なグループ :14.07%

と、割高なグループは低いリターンしか得られなかったと分析されています。

※これも「株式投資の未来」はアメリカ株の長期投資のバイブルにて

 

というわけで、”割高”な現状は投資家にとって”望ましくない状況”と言えるわけです。

 

まとめ:割高だからと言って投資を控える必要はないが、不利な環境にはある

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ここまで記事にまとめさせてもらったとおり、最近よく

  • 割高じゃー!

と言ってはますが、

  • 暴落するぞ!投資を控えろ!

と言うつもりは全くありません。

 

 

ここらへんが株式投資の面白いところで、

「過去を学んで、今後の投資戦略に活かそうとする」ものの、

「過去に起きた事象が、未来に発生する保証」はとうぜんなく、

とはいえ、「似たような事象や事件は繰り返し発生している」し、

「長期的に見れば株価収益は平均回帰している(収益率が低い時期の後には高い時期がある」わけだし、

 

とはいえ、「時代は確実に変化しているわけで…(通信の高速化、AIの発展など)」

でも、「過去に機械化が進んで、農業や工業が超効率化されて、大きく時代は変化したものの株価収益率は平均回帰している」わけで…、 

とはいえ、「株式投資が”金持ちのもの”→”全ての人のもの”とシフトしつつあるため、株価が割高となるのは仕方ないようにも思える」し…

 

などなど、考えるときりがないです。

 

 というわけで、本ブログの筆者ひょしおんぬは、何も考えずにタンタンと定額の積立インデックス投資を続けているわけです。

 

自分なりに「今後〇〇に投資すれば高いリターンが期待できそう」という考えを持ってはいますが、それを自身の投資に反映させることはしません。

 

ただ、割高な今は「配当利回りが低い」ことは確かで、過去の株式投資でリターンの源泉となった「配当金」が少ないのは、今投資している投資家にとって望ましい状況ではありません。

 

 

この”割高”が「新型コロナによって解消される」と期待しているわけですが、甘い期待なのでしょうか…。

 

と、まぁ、ひょしおんぬが、どれだけあがいたところでところで、将来の株価が予想できるわけでもないので、これからも「自分の投資ルール」を守ってコツコツと資産を増やしていくこととします。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。

 

それではまた

 

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