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【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から20週間】

最終更新日:2020/7/12

 

新興国爆上げ。

 

 

日本での新型コロナウィルスの感染が再び広がりつつあります。

東京では過去最多の感染者数を記録しており、日本全体で見ても以下グラフの通り、感染拡大が急増しています。

 

※新型コロナ日本の新規感染者数の推移

新型コロナ日本の推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

 

とはいえ、「”緊急事態宣言を解除すれば感染拡大は再び起こる」ことは分かり切ったことであるため、この程度の感染拡大では慌てるい必要はないと言えそうです。

 

また、視線を全世界に向けると、新規感染者数が以下グラフの通り増え続けており、日本の感染拡大がゆるやかであることがよく分かります。

 

※新型コロナ世界の新規感染者数の推移

新型コロナ世界の新規感染者数の推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

  

特にインドや南アフリカなどの新興国では感染者数が急増しており、迅速な対応が求められる状況にあります。

(とはいえ、相変わらず感染者数が最も多いのはアメリカです)

   

さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。

 

確認するのは、

  • 日本で販売している投資信託(為替の影響も含んだ確認)
  • アメリカで販売しているETF(ドル-円の為替を無視して確認)

の2つです。 

 

<目次>

 

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から20週間】

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

 

まずは過去10年の推移から。

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から20週間】

※2020年7月10日時点の213,774ポイントに合わせて赤線を引いてあります。

 

グラフの通りですが、過去10年という長いスパンで見ても急落しているのが目立ちます。

とはいえ、現時点の株価は「2020年初の高値期」を除けばほぼ最高値にまで回復してきており、「一時的にちょっと値を下げていただけ」とも受け取れるような推移となってきました。

  

というわけで、随分回復してきていることが長期推移でも見て取れるようになっており、「このまま回復するのかな?」と感じてしまいます。

 

では、次に過去2年間の推移を掲載します。 

 

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

青線よりもオレンジ線(2か月の移動平均線)で推移を見てみると、

  • 2019年末~2020年初に大きく上げた
  • その反動で2月末より大きく下げた
  • 7月初時点では元の株価に戻した

 といった流れに見えます。

 

「”コロナによる暴落”とは何だったんだ…」と言いたくなるようなチャートで、2019年末~の山が無ければ、”ここ数年は横ばいの状況だった”となります。

  

 では次に過去20週間の株価の推移を掲載します。

 

【新型コロナウィルス】過去20週間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去20週間の株価の推移


今週はほぼ横ばいの1週間でした。

 

移動平均線(オレンジ線)で見ると、かろうじて上昇トレンドにあることが分かりますが、微々たる角度です。

   

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末(7/3)と比べて0.7%の上昇
  • ピーク時(2/21)と比べて10.3%の下落
  • 底値時(3/24)と比べて37.4%の上昇

 となっています。 

 

底値(3/24)からおよそ3か月経過していますが「37,4%も上昇している」という驚くべき回復力を見せています。

底値時に大量の資金を投入できていたら、かなり大きな利益を上げられていたことになります。

 

さて、最近は為替(円ドル)が激し値動きをみせているので、それを無視したアメリカ市場のETFの推移も確認していきます。

 

というわけで、投資先地域毎の推移をETFで確認します。

 

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

 

まさかの、新興国(VWO)が飛びぬけた好成績を収めており、上記グラフの始点にしている、2/3時点の株価を唯一超えてきました。

 

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 102.0ポイント:新興国(VWO)
  •   98.1ポイント:アメリカ(VTI)
  •   96.9ポイント:全世界(VT)
  •   95.8ポイント:先進国(TOK)

となりました。 

 

先週も書きましたが、(以下グラフの通り)リーマンショック時にも新興国が世界の回復をリードしていました。

リーマンショック時にも新興国が世界の回復をリード

が、長期間の推移を確認すると、

2008~2020年の世界の株価推移

となり、新興国が強かったのは”ほんの一時期だけ”であったことがよく分かります。

 

”長期投資”を心がける投資家は、短期的な値動き気にせず、どっしりと構えて投資を続けていく必要がありそうです。

 

とはいえ、

  • 新興国は長期間株価がさえない

ただし、

  • 新興国の経済は先進国に比べて急激に成長している

という2点を踏まえると、「これからは新興国のターンや!」 と言いたくもなります。

 

今後の株価について

今後の株価について


冒頭でも書いた通り、新型コロナは大きく拡大を続けており、まだまだ油断のならない状況が続いています。 

 

とはいえ、世の誰もが新型コロナウィルスの今後について正確に予想出来ない以上、個人投資家にできることは、

  • 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
  • 「2番底の前に逃げ切ろう!」と売りに走る

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

  

最後に何の根拠もないひょしおんぬの直感を書いて終わりにします。

 

「2番底、あると思います!(きてください)」

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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