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【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から19週間】

最終更新日:2020/7/5

 

今週も新興国が好調でした。

 

新型コロナの感染者数が世界で1000万人を大きく超え、アメリカ、インド、ブラジルでは感染拡大が急増しています。

中でもアメリカは新規感染者数が1日で5万人を超え(過去最大)、経済活動再開によって”第2波”が起きています。

 

さらに7月3日(独立記念日の振り替え休日)からの3連休で、多くの人々が出歩くことが予想され、さらなる感染拡大も予想されています、

 

また、全世界の新規感染者数も以下グラフの通り増え続けており、まだまだコロナの危機は去っていないことがよく分かります。

 

※新型コロナ世界の新規感染者数の推移

新型コロナ世界の新規感染者数の推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

  

世界と比べるとは少ないものの、東京でも連日100人を超える感染者が確認されており、移動自粛を解除したことが影響して再び感染が拡大しつつあります。

   

さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。

 

確認するのは、

  • 日本で販売している投資信託(為替の影響も含んだ確認)
  • アメリカで販売しているETF(ドル-円の為替を無視して確認)

の2つです。 

 

<目次>

 

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から19週間】

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

 

まずは過去10年の推移から。

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から19週間】

※2020年7月3日時点の212,195ポイントに合わせて赤線を引いてあります。

 

グラフの通りですが、過去10年という長いスパンで見ても急落しているのが目立ちます。

とはいえ、現時点の株価は「2020年初の高値期」を除けばほぼ最高値にまで回復してきており、「一時的にちょっと値を下げていただけ」とも受け取れるような推移となってきました。

  

というわけで、随分回復してきていることが長期推移でも見て取れるようになっており、「このまま回復するのかな?」と感じてしまいます。

 

では、次に過去2年間の推移を掲載します。 

 

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

青線よりもオレンジ線(2か月の移動平均線)で推移を見てみると、

  • 2019年末~2020年初に大きく上げた
  • その反動で2月末より大きく下げた
  • 7月初時点では元の株価に戻した

 といった流れに見えます。

 

「”コロナによる暴落”とは何だったんだ…」と言いたくなるようなチャートで、2019年末~の山が無ければ、”ここ数年は横ばいの状況だった”となります。

  

 では次に過去19週間の株価の推移を掲載します。

 

【新型コロナウィルス】過去19週間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去19週間の株価の推移

今週は少々上昇した1週間でした。

 

とはいえ、ここ数週間はほとんど横ばいで推移しています。

1日単位で見ると、大きく上下した日は何度かありますか、何だかんだと落ち着いている状況です。 

   

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末(6/26)と比べて2.3%の上昇
  • ピーク時(2/21)と比べて11.0%の下落
  • 底値時(3/24)と比べて36.4%の上昇

 となっています。 

 

「ピーク時と比べても11%の下落」という状況がしばらく続いているため、既に「暴落から脱した状況」と言っていいのかもしれません。

とはいえ、”2番底がない”と言い切れる状況でないことも確かで、まだまだ油断ならないことも確かです。

 

さて、最近は為替(円ドル)が激し値動きをみせているので、それを無視したアメリカ市場のETFの推移も確認していきます。

 

というわけで、投資先地域毎の推移をETFで確認します。

 

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

 

先週に引き続き新興国(VWO)がトップの成績でした。

 

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 97.3ポイント:新興国(VWO)
  • 96.3ポイント:アメリカ(VTI)
  • 95.1ポイント:全世界(VT)
  • 94.1ポイント:先進国(TOK)

となりました。 

 

先週も書きましたが、(以下グラフの通り)リーマンショック時にも新興国が世界の回復をリードしていました。

リーマンショック時にも新興国が世界の回復をリード

が、長期間の推移を確認すると、

2008~2020年の世界の株価推移

となり、新興国が強かったのは”ほんの一時期だけ”であったことがよく分かります。

 

”長期投資”を心がける投資家は、短期的な値動き気にせず、どっしりと構えて投資を続けていく必要がありそうです。

 

今後の株価について

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から19週間】


冒頭でも書いた通り、新型コロナは大きく拡大を続けており、まだまだ油断のならない状況が続いています。 

 

とはいえ、世の誰もが新型コロナウィルスの今後について正確に予想出来ない以上、個人投資家にできることは、

  • 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
  • 「2番底の前に逃げ切ろう!」と売りに走る

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

  

最後に何の根拠もないひょしおんぬの直感を書いて終わりにします。

 

「2番底、あると思います!」

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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