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【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から17週間】

最終更新日:2020/6/21

 

新型コロナの感染者数が世界で850万人を超え、アメリカ(特にアリゾナやフロリダ)では感染拡大が再び急増しており、アップルは店舗の閉鎖を宣言しました。

新規感染者数は、以下グラフの通り18日に18万人を超え、軽く過去最高を更新しています。

 

※新型コロナ世界の新規感染者数の推移

新型コロナ世界の新規感染者数の推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

  

日本でも、在宅勤務から通常勤務にシフトする企業が増えてきているなど、人々の気がゆるみつつあることを感じ、新型コロナの第2派が発生する条件は整いつつあるように感じます。

 

 

さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。

 

確認するのは、

  • 日本の投資信託(為替の影響も含んだ確認)
  • アメリカETF(ドル-円の為替を無視して確認)

の2つです。 

 

<目次>

 

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から17週間】

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

 

まずは過去10年の推移から。

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から17週間】

※2020年6月19日時点の208,407ポイントに合わせて赤線を引いてあります。

 

グラフの通りですが、過去10年という長いスパンで見ても急落しているのが目立ちます。

とはいえ、現時点の株価は「2020年初の高値期」を除けばほぼ最高値にまで回復してきており、「一時的にちょっと値を下げていただけ」とも受け取れるような推移となってきました。

  

というわけで、随分回復してきていることが長期推移でも見て取れるようになっており、「このまま回復するのかな?」と感じてしまいます。

 

では、次に過去2年間の推移を掲載します。 

 

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

 

「谷深ければ山高し」の言葉通り、「大きく下げて」「大きく上げて」の繰り返しです。

 

直近2年間(2018年3月~)の単純平均が204,745ポイントであったため、現在の208,407ポイントとほぼ同じ値となっています。 

  

また、「株価の推移の傾向」を見る「2か月の移動平均線(オレンジ線)」で見ると、「上昇トレンドにある」と言える状況が見て取れます。

 

 

テクニカル分析を信じているわけではありませんが、このまま上昇していきそうな”雰囲気”を感じます。

 

 では次に過去17週間の株価の推移を掲載します。

 

【新型コロナウィルス】過去17週間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去17週間の株価の推移

先々週の山が目立っていますが、今週は比較的に安定した値動きとなっていました。

    

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末(6/5)と比べて3%の下落
  • ピーク時(2/21)と比べて13%の下落
  • 底値時(3/24)と比べて34%の上昇

 となっています。 

 

先週・先々週は荒れた相場となり、「ついに2番底か!?」という期待もありましたが、落ち着いてしまった…。

 

 

とはいえ、投資家心理を数値化しているVIX恐怖指数は、再び上昇しつつありますので、「株価は安定している」ように見えますが、実は激しく値動きしている状況にあります。

(上記グラフでは1日の終値しか使用していないため、詳細な値動きは見ない)

 

では最後に、投資先地域毎の推移をETFで確認します。

 

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

結果は見ての通りですが、各地域がデッドヒートを繰り広げています。

 

 今までは、

  • アメリカ株強し、新興国株弱し

が、目立っていましたが、ついに新興国(VWO)が先進国(TOK)を抜き去っていきました。

 

新興国での新型コロナは拡大し続けているというのに…。

 

つくづく

「実態と株価は関係なく動く」

 という言葉が身に沁みます。

 

今後の株価について

今後の株価について

冒頭でも書いた通り、新型コロナは大きく拡大を続けており、アメリカでは流行の第2波が到来しつつあります。

 

 

すなわち、各国で移動制限(や緊急事態宣言)が解除されつつありますが、

「移動制限の解除 → 感染拡大 → ふたたび移動制限」

となることが想定され、しばらくはこの状況が続くと予想されます。

 

大人気のWHOテドロス事務局長も「世界は危険な新局面に入った」「パンデミックが加速している」と警鐘を鳴らしており、当面はコロナウィルスとの共存していく他なさそうです。

 

何にせよ、世の誰もが新型コロナウィルスの今後について正確に予想出来ない以上、一般投資家にできることは、

  • 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
  • 「2番底の前に逃げ切ろう!」と売りに走る

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

  

というわけで、これからも積立投資を心穏やかに続けていくことにします。

 

あー、第2波きてくれないかなぁ…。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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