投資信託でセミリタイア - パパSEのブログ

投資信託へ投資するパパSEが41歳でのセミリタイアを目指し、実践している投資手法、投資成績や節約術を記事にしていきます。2020年1月時点(計画立案から3年)で1700万円の資産形成に成功しました。

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から15週間】

最終更新日:2020/6/7

 

日本は落ち着きつつあるように見える新型コロナですが、世界では猛威をふるっています。

 

6月初旬の新規感染者数は、世界で13万人を超え、過去最高を更新しました。

ブラジルやインド等の新興国での拡大が目立っていますが、アメリカでも2万人を超えるペースで感染者が拡大し続けています。

新型コロナの感染者数推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

 

日本で報道されているニュースだけ見ていると、

  • 新型コロナの被害は落ち着いてきたな
  • これからは回復方向に向かうな

との印象を受けがちですが、世界に目を向けると

  • 感染拡大の真っ最中

 

であることは明白で、経済へのダメージも文字通り「計り知れない」状況です。

 

しかし、最近の株価の上昇はどーしたことか…。

 

…というわけで、実際の数値を使用して株価の推移を確認していきます。

 

完全に個人的意見ですが、ネット上に「これからは上昇していく」といった楽観論や、「もっと早く買っておけば良かった…」という”今後上がっていくことが前提となっているコメント”が多く見られるようになってきました。

 

これは暴落のサインのようにも見受けられます。

 

<目次>

 

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から15週間】

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から15週間】

まずは過去10年の推移から。

※2020年6月5日時点の212,702ポイントに合わせて赤線を引いてあります。

 

グラフの通りですが、過去10年という長いスパンで見ても急落しているのが目立ちます。

とはいえ、現時点の株価は「2020年初の高値期」を除けばほぼ最高値にまで回復してきており、「一時的にちょっと値を下げていただけ」とも受け取れるような推移となってきました。

  

というわけで、随分回復してきていることが長期推移でも見て取れるようになっており、「このまま回復するのかな?」と感じてしまいます。

 

では、次に過去2年間の推移を掲載します。 

 

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

何だこの急騰は…。

 

直近2年間(2018年3月~)の単純平均が204,745ポイントであったため、現在の212,702ポイントは「そこそこ高めの株価」と言えます。

 

 

むしろグラフだけ見ていると「2019年9月頃からの株価上昇が異常だったんじゃないの?」「その反動で下げただけでは?」と思えなくもありません。

 

もし本当にそうだったとすると「まだ新型コロナウィルスによる影響が株価に反映されていない」とも受け取ることが可能で、その場合はさらなる暴落が待ち構えていることになります。

 

また、「株価の推移の傾向」を見る「2か月の移動平均線(オレンジ線)」で見ると、「上昇トレンドが出来てきた」と言える状況が見て取れます。

 

 では次に過去15週間の株価の推移を掲載します。

 

【新型コロナウィルス】過去15週間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去15週間の株価の推移

何だこの急騰は…(再び)

 

というわけで、6/5時点では、先週末(5/29)よりも大きく株価を上げてきました。

また、暴落後の最高値をしっかりと更新し続けています。

 

さらに、「2週間の移動平均線(オレンジ線)」で傾向を見ると、上昇ペースも加速しているように見えます。

  

冒頭でも書いた通り、世界では新型コロナが拡大を続けているのにも関わらず、です。

  

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末(5/29)と比べて5%の上昇
  • ピーク時(2/21)と比べて10%の下落
  • 底値時(3/24)と比べて37%の上昇

 となっています。

 

パンデミックが続いているのに、たった10%の下落で済んでいるとは…。

 

何というか…、「おかしい」の一言です。

 

   

このまま株価が上昇し続けると「企業の業績が悪化したのに株価が高くなる」となってしまうので、「株価が割高」状態となり非常に困ることになります。

※「困る」の具体的内容は以下記事をご参照ください。

 

では最後に、投資先地域毎の推移をETFで確認します。

 

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

結果は見ての通りですが、現時点で

  • 全ての地域が急速に回復してきている。

という点が目立っています。

 

先週、先々週は新興国株の回復遅れがめだっていましたが、それは

  • 新型コロナウィルスが新興国で広がりつつある

ためだと考えることが可能でしたが、感染者数が過去最大を更新した先週は「新興国の株価が急速に回復」という、異常事態が起きています。

 

つくづく

「実態と株価は関係なく動く」

 という言葉が身に沁みます。

 

今後の株価について

今後の株価について


先進国では新型コロナウィルスの最悪期は脱し、これからは「いかに第2波を抑えるか」を念頭に置きながら、経済活動再開のタイミングをうかがっていくフェーズとなりそうです。

 

しかし、世界全体に目を向ければ「新型コロナは拡大中」であることは間違いなく、楽観視できる状況では全くありません。

 

また、日本国内やアメリカに目を向けても、移動制限(や緊急事態宣言)が解除されたのちに、再び感染拡大が起きており

「移動制限の解除 → 感染拡大 → ふたたび移動制限」

となることが想定され、しばらくはこの状況が続くと予想されます。

 

何にせよ、世の誰もが新型コロナウィルスの今後について正確に予想出来ない以上、一般投資家にできることは、

  • 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
  • 「2番底の前に逃げ切ろう!」と売りに走る

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

  

というわけで、これからも積立投資を心穏やかに続けていくことにします。

 

 

バフェットの名言に

「他人が貪欲な時には慎重になり、他人が恐れている時は貪欲になれ」

というものがあります。

 

多くの投資家が貪欲になり、株価が急速に上昇している今、慎重になる必要があるのかもしれません。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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