最終更新日:2020/5/29
個別株投資は「生涯勉強が必要」ですが、インデックス投資は「最小限の勉強」で済みます。
「インデックス投資」は、学生時代にしっかりと歴史の勉強が出来ていれば、「基本的な知識を習得済み」とすら言えます。
どちらも、最終的には「株式」へ投資していることに変わりありませんが、「必要な知識」や「勉強するタイミング」は全く違います。
というわけで、本記事ではそれぞれで利益を上げる為に必要な知識の差や、勉強方法について確認していきます。
<目次>
個別株投資とインデックス投資に必要な勉強は全く違う
「個別株投資」は「企業の業績や財務を読む力」や「テクニカル分析の力」が必要になりますが、
「インデックス投資」は「経済の発展を信じる力」が必要になります。
もう少し具体的に書くと、「個別株投資」で利益を上げる為に勉強する内容は、
- 株式投資の仕組み
- 各種株式の指標を読む力
- 今後の業績を予想する力
- 一般的な経済学
- 株価チャートの見方
- 世界経済のトレンドを読む力
- 損切り等のルール決め
などが、最低限必要になります。
そして、世界経済や企業の状況は日々変化していくため、リアルタイムで情報を入手し続け、それを元に適切な投資先を判断していく必要があります。
「インデックス投資」の場合は、
- インデックス投資の仕組み
- 経済が今後も発展していくであろうことの理解
だけ勉強すれば問題ありません。
またこれらは、投資開始時に勉強して理解できていれば、日々情報をアップデートする必要はなく、放置(余剰資金があれば追加購入)するだけでそれなりのリターンが期待できます。
インデックス投資に必要な勉強内容が少ない理由
「株式投資」の基本戦略は「安い時に買って高い時に売る」です。
しかし、「インデックス投資」とは「”安い"or"高い”を判断することを諦めた」投資方法といえます。
これは「株式市場には猛者ばかりがそろっているため、自分の能力で勝ち続けるのは難しい」と判断した結果です。
※詳しくは以下記事をご参照ください。
よって、「個別株投資で勝者となるための各種勉強」は、いっさい放棄してしまうことが可能になります。
しかし、唯一「インデックス投資」に必要な知識として、
- 経済が長期的には発展を続けること
- それに合わせて株価が上昇し続けること
を理解しておく必要があります。
これは、「インデックス投資」の投資先は「インデックス≒株式の平均≒経済全体の発展」であるためで、「経済の発展≒自分の資産の増加」となるためで、これが理解できていないと「インデックス投資をする意味」が無くなってしまう為です。
これを理解できていないと、株価の暴落時に「投資を止めてしまう」という、最悪な行動を取る原因にもなってしまいます。
つまり、「インデックス投資に必要な勉強」は「投資の勉強」よりも「歴史の勉強」の方が重要度が高いと考えられます。
インデックス投資に必要な勉強方法について
そう考えると、インデックス投資に必要な勉強のハードルがさらに下がります。
正直に言って
- 人類は発展を続けている
- パンデミックや経済危機も乗り越えてきている
- それに合わせて株価が上昇している
だけ理解できれば問題ないため、学生時代に「近代史の理解(”知っている”ではなく”理解”)」が出来ていれば、あとは「歴史に合わせて株価がどう推移しているのか」だけを照らし合わせるだけで勉強が終わります。
そして、その「株価の推移」も以下グラフを見て「長期的には右肩上がり」とだけ理解しておけば、取り急ぎはOKです。
もちろん「インデックス投資」をする上で
- 市場のランダムウォーク理論
- 市場の9割がプロ投資家であること
- アクティブファンドの多くがインデックスファンドに負けること
- 手数料が資産に及ぼす影響
といったことを理解しておいた方が”ベター”なのは言うまでもありませんが、こんなのは”おまけ”です。
よって、多くの社会人は「インデックス投資に必要な知識の多くは習得済み」と言えます。
まとめ:インデックス投資に必要な勉強は少ない
ここまで記事にさせてもらった通り「インデックス投資に必要な勉強」は「個別株投資に必要な勉強」に比べて圧倒的に少ないです。
むしろ「真面目に近代史を勉強した人」であれば、ほとんどの勉強は完了しているとも言えるほどです。
とはいえ、本ブログを含む「インデックス投資家のブログ」を見ると、細かく色々と考察している姿が見えてきます。
これらの行動は「ただの趣味」で、実際は投資成績に影響することはほとんどありませんので、ご安心くださいw
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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