最終更新日:2020/5/25
こんな話を聞いたことはありませんか?
「給料が支払われるたびに(購入できる金額に達すれば)東電の株を買い続ければ金持ちになれる」と。
これは昔ささやかれていた「お金持ちになる裏技」で、今聞くと「何言っちゃってんの?」と笑ってしまいますが、昔は大真面目に語られていたのです。
<目次>
お金持ちになる投資の裏技
東日本大震災が起きるまで、東電(や中電等の電力株)は「高配当・安定銘柄」の代表格とみなされており、東電株の購入は「投資にうとい日本人」にとって、着実に資産を増やすためのテクニックとして重宝されていました。
しかし、東日本大震災以降の東電株は、みなさんご存じの通り悲惨な状況が続いています。
このことからも分かる通り、基本的には「お金持ちになる裏技」は存在しません。
「お金持ちになる裏技」は違法であったり、人道に反するものしか存在しておらず、それらには大きなリスクが伴います。
しかし、日本人の多くの人が実践していない、お金持ちになる「表技(?)」なら存在しています。
そのひとつが投資です。
お金持ちになる投資の表技
日本人のほとんど(80%)は投資をしていません(2015年 日本証券業協会調べ)
しかし、日本人の多くは「投資で儲かる」と理解しています。
そして、日本人の中には「投資で儲けるのはずるい」と考えている人がいます。
つまり「儲かると理解している方法」を、多くの人が避けているわけです。
とても不思議な話で、前述した「投資で儲けるのはずるい」以外にも
- 投資は難しそう
- 投資はギャンブル
といった誤ったマイナスイメージが広まっていることも原因と考えられます。
それにしても、「投資で儲かる」と理解しながらも、ここまで投資家が少ない(投資に対する理解が低い)のには驚きです。
"ずるい"と言われようとも「投資で儲ける」
"ずるい"と言われたたくが無い為に「お金儲け」を諦めますか?
ひょしおんぬは「ずるい」と言われようともお金が欲しいです。
当たり前ですが。
それが自分の人生を豊かにするための手段の一つだと理解しているからです。
「"ずるい"と言ってくるような人」を満足させる為に、人生を控えめに過ごすなんてバカげています。
と、ズバっと言ってみたのは、(2020年5月時点で)保有資産の評価損益が赤字のひょしおんぬでしたw
とはいえ、何度も本ブログで言い続けている通り、株価暴落中の現在はチャンスで、裏技なんて使わなくても正攻法で利益を上げられる環境が整っています。
それでも「投資で上手く儲けるテクニック (裏技)は存在しているんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
投資の利益を大きくするためのテクニック
しかし、残念ながらそういったテクニックは存在しないと考えてください。
もし「投資の裏技」が存在していたとしても、それが世に広まることはありません。
「投資の裏技」を開発できた人がいたとしても、他人にその「投資の裏技」を教えるはずはなく、自分ひとりでその裏技を活用し、自分ひとりで儲けようとするはずです。
また、もし「投資の裏技」が出回ってきたとしても、「あなたが知っている」時点で裏技ではなくなっています。
「裏技」とは「他人の知らない(行かない)道を行く」ことで、大きな利益を上げられるわけで、「皆が知っている裏技」はもはや裏技ではありません。
具体的には、「株式投資の未来」では「永続する高配当株への投資で高いリターンを得られる」と、過去データより導き出していますが、それが今も通用するとは限りません。
実際に
- 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
の2つの投資信託の基準価格を比較すると、以下の通りとなり「高配当株式」のリターンは「全米株式」より劣っています。
※2018年1月10日(「高配当株式」の販売開始日)を100ポイントで統一
これだけで「高配当銘柄への投資はリターンが悪い」と判断してしまうことは出来ませんが、過去の実績が絶対ではないことは理解できます。
このことからも分かる通り「世に出回っている裏技」は「既に裏技ではない」と言えます。
まとめ:お金持ちになる投資の裏技はない
ここまで記事にさせてもらった通り、世の中に出回っている「お金持ちになる投資の裏技ない」と言えます。
しかし、「インデックスファンドへの投資を活用する」といった表技でも、十分にお金持ちになることが可能です。
短期的にお金持ちになることはできませんが、こつこつと投資を続けることで大きな資産を手に入れることが出来ます。
「裏技探し」に必死になることを否定するつもりはありませんが、多くの一般投資家にとって、インデックスファンドへの投資がお金持ちになる近道と言えそうです。
※インデックスファンドについては以下記事をご参照ください。
最後に、世界三大投資家のジョージ・ソロスの名言で本記事を終わらせたいと思います。
インタビューア「ソロス。今はどの銘柄に注目しているのですか?」
ジョージ・ソロス「誰が言うか。」
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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それではまた