「ストレスを貯めないようにしてください」と言われ(言葉を見て)「そんなこと言われたってさぁ…」と多くの方が考えたことがあると思います。
確かに全てのストレスから逃れることは容易ではありませんが、多少なりともストレス減少に役立てればとの思いから本記事を書きます。
キーワードは「あの人はお腹が痛い」です。
<目次>
ストレスを貯めこまない方法
ストレスの原因のほとんどは対人関係にあると言われています。
仕事によるストレスも「失敗してあの人に怒られたらどうしよう」「評価が下がるのが怖い」「皆にバカにされるのは嫌だ」と、対人関係がなければストレスの発生源はなくなります。
というわけで、今回は「他人との接触(コミュケーション)で発生するストレス」の一部を対象としていきます。
具体例として日常的によくあるシーンを挙げると「混雑した駅構内をガンガン人とぶつかりながら歩いていく人」や「乱暴な運転で縫うように車を抜いていく人」がいますよね。
こういった人に出会うと「何だよこいつ」とプチストレスを感じてしまいます。
そんな時はこう考えましょう。
「あの人はお腹が痛いんだ」
こう考えれば「あぁ、大急ぎでトイレに向かってる最中なんだな」と乱暴な行動を取っている理由が想像でき、不思議と許せる気持ちになります。
だって漏れそうかもしれませんし。
誰にだって経験があるはずです。
お腹が痛くて、周りに全く配慮する余裕なくトイレへ一直線に向かったことは。
あの乱暴に見える人だってそうなのです。
漏らしたくないのは皆同じです。
万能な「あの人はお腹が痛い」の用途
他にも「店員さんの態度が冷たかった」や「上司に話しかけたら無視された」「客に横柄な態度を取られた」など、ストレスを感じるシチュエーションがあると思いますが「その店員さんも、その上司も、その客もお腹が痛い」のです。
痛いのを我慢しながら活動しているので、優しく他人の相手をしている余裕がないだけです。
あなたを嫌っているわけではありません。
あなただって「お腹が痛い時」はそっとしておいて欲しいですよね。
誰かに当たりたくなる時もありますよね。
それは皆一緒です。
また、腹痛に苦しんでいる人を相手して、自身がストレスを感じてしまうだなんて何だかもったいないですよね。
そんな人の態度は気にせずそっとしておいてあげましょう。
なお、「あの人はお腹が痛い」という言葉でスッキリしない場合は、
「あの人はぽんぽんが痛い」
にアレンジして使用すれば効果が上がるかもしれません。
常に機嫌が悪い人
とはいえ、中には「常に機嫌が悪い人」もいます。
こういった人たちを「病気持ちで常にお腹が痛いんだな」と片付けられないこともありませんが、「常に」ということは「接する機会が多い人(身近な人)」ということなので、もう少し考えてあげましょう。
多くの場合、そのような人は私生活や職場など、日常に問題を抱えています。
例:職場でいつも大声で怒っている上司A
この「上司A」は、反抗期を迎えた娘に「お父さん臭い」と会うたびに言われ、また隣に住んでいる「騒音おばさん」に毎早朝に叩き起こされ、遅く帰れば待っているのは箸とカップ麺だけ(しかも賞味期限切れ)、など苦しめられているのです。
そりゃー、職場でストレス発散したくもなりますわ。
こんな恥ずかしいこと職場では話題にできないし。
例:乱暴な態度で接してくる配偶者B
この「配偶者B」は、仕事中はエアコンの風が直撃する席に座らされ、正面に座っている同僚はいつもため息をついており、本当は「ナカダ」なのに「ナカタ」と皆から呼ばれるし、車通勤なのに駐車場から徒歩30分という僻地を割り当てられるし、出勤した日なのに勝手に「欠勤」扱いにされてるし、色々大変なのです。
そりゃー、家に帰ったら暴れたくもなりますわ。
こんなバカみたいなこと配偶者には相談できないし。
と、そんな想像をしてみたら、
「可哀そうな人だから怒られても(八つ当たりされても)いいか…。甘えさせてあげよう」と思えるかもしれません。
自分の機嫌が悪い時を思い返してみる
誰にだって不機嫌な時はあります。
あなたも「家族との関係が悪い時」や「仕事が忙しい時期」「怪我や病気で苦しんでいるとき」は、不機嫌になり全く関係のない周りの人間に当たってしまったことはありませんか?
人の行為には意味があります。
理由なく不機嫌であったり、乱暴であったりする人はいません。
そんなわけで、これから出会うであろう不機嫌な人達のことは「この人も色々と大変なんだな…」と考え、温かく見守ってあげましょう。
それによって、あなたのストレスも多少は軽減されるかと思います。
ストレスの輪から抜け出そう
上記で書いた通り「ストレス元となっている人」もストレスを受けているのです。
ストレスは「Aさんが受けたストレスをあなたにぶつけ」「あなたが受けたストレスをBさんにぶつけ」「Bさんが受けたストレスをCさんにぶつけ」と、人から人へと伝承され、いつかは再度自分の元に届きます。
(世界中を飛び回って返ってくるストレスもあるでしょう)
もし、あなたが「Aさんから受けたストレス」を処理する(受け流す)ことが出来れば、将来あなたに返ってくるはずだったストレスが1つ消えることと同義です。
それは「世界からストレスが1つ消えた」とも言え、広義に解釈すれば世界平和の第一歩となる行為であるのかもしれません。
そのあなたの行動(ストレスを受け流すこと)によって「米中貿易摩擦」を解決することとなり、株価暴騰のきっかけとなるかもしれません。
かもしれません……。
ストレスの感じ方は考え方しだい
と、くだらない記事を書いてしまいましたが、多少なりともこの記事によってストレスから解放される人がいてくれれば幸いです。
冒頭で「ストレスは悪くない」と書いていますが、それでもイライラしてしまうのは、自分にとっては辛いものです。
同じハプニング(ストレス元)に出会ったとしても「ストレスの感じ方」は人それぞれです。
「ストレスを感じない考え方」を身に付け、豊かな人生が歩めるようにしていきましょう。
あの人はお腹が痛いのです。
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それではまた。