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投資のリターンを0.01%でも上げるための情報を紹介しつつ、子持ち夫婦がインデックス投資”だけ”でセミリタイアするまでの過程を公開

各種借金(自動車ローン、住宅ローン、リボ払いなど)と投資の金利を比較

今の時代には様々な手段で借金をすることが可能で、借金の手段に応じた金利が設定されています。

今回はそれがどの程度なのか、借金してでも投資してもいいものかどうかを検討してみたいと思います。

 

よろしければ以下記事もご参照ください。

 

平凡なサラリーマンがセミリタイアを実現する方法をまとめてあります。

その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。

hyoshionnu.hatenablog.com

 

<目次>

 

「借金・ローン・リボ払いの金利を比較」

まず、借金・ローン・リボ払いの金利(年間)を並べて比較します。

当然利用する会社や条件によって金利は変わりますので、大まかな目安を記載します。

・住宅ローン(変動)    :0.5%

・住宅ローン(全固定)   :1%

・自動車ローン(銀行)   :2~3%

・自動車ローン(ディーラー):5%

・リボ払い         :15%

・消費者金融        :18%

 

リボ払い・消費者金融の圧倒的高金利が目に付きますね。 

 

「リボ払いは異常に高金利」

「リボ払いは危険だから絶対に利用しないように」というのは以前から言われていることですが、実際に金利を見てみると驚くほどの高金利だということがよく分かります。

「危険な借金」の代表格である「消費者金融」での借金と金利差が3%しかありません。

 

リボ払いの勧誘広告を見たことがある方は多いと思いますが、ここまで高金利だと把握している方は少ないのではないでしょうか。 

なお、法律(利息制限法)で最大年利20%と定められているので、リボ払いはかなり上限に近い金利で攻めていることが分かります。

 

考えようによっては「需要があるから高金利で成り立っている」とも言えなくもありませんが、実際には「金利に対して無頓着で無知なユーザが多くいるから成り立っている」のではないかと考えられます。

 

これはどんな商売にも言えることですが「無知なユーザがカモにされている」ことがよく分かります。

 

「借金して(ローンを組んで)投資をすることの是非について」

一般的には「投資をする前にローンを繰り上げ返済するように」と言われていますが、実際のところどうなのか考察してみます。

 

極論ですが、長期ローンの金利が0%であれば大量にお金を借りて投資をすれば高い確率で大きな利益を手に入れることが可能です。

すなわち「金利が低ければお金を借りてでも投資をするべき」と言えます。

 

全世界株式分散投資による期待リターンは5%程度と考えられるため、最低でもそれを下回るの金利で借金する必要があることは当然です。

しかし、投資によるリターンはあくまで”期待”リターンであると忘れてはいけません。

 

投資を100%株式に割り振っているのであれば「10年間投資を続けていても投資損益がマイナスになっている」といった事態は覚悟しておき、「それでも問題ない」と言える状況であれば借金をしてでも投資しても問題ないと言えます。

 

現実的にそれに当てはまるのは「住宅ローン」程度の金利までで、「自動車ローン(銀行)」程度の金利では判断が難しいところです。

(10年間投資していれば利益が出ていることは高確率で期待できますが、株式投資による利益で「年利5%を保証」されるわけではないので) 

 

「ローンを組んだ状態での株価暴落による心理的負担」

また、株式への投資は資産の変動が激しく、適切に分散投資をしていたとしても資産額が短期間で半分以下に暴落することは珍しくありません。

そういった事態が発生した際にも、投資家の心理的負担にならない状態にしておく必要があります。

 

例えば「住宅ローン残2,000万円、投資資産2,000万円」の状態であれば、「その気になれば住宅ローンを全返済できるだけの資産があるぜ!」と、心理的にゆとりを持つことができます。

 

しかしそこから株価が暴落し「住宅ローン残2,000万円、投資資産1,000万円」となった場合、心理的ゆとりがなくなり暴落の恐怖に負けて投資資産を手放してしまう恐れがあります。

 

最近は株価が好調であるため「株価が下がったところで投資資産を売るつもりはない」と簡単に(強気に)言うことができますが、実際に暴落に直面すると心穏やかにいられない可能性があります。

 

実際に、株価暴落とは心穏やかでいられず投資資産を手放す資家が増えることが原因の一端です。

今まで暴落を乗り切ってきた経験のない投資家は「自分は大丈夫(暴落にも耐えられる)」と思わず、投資資産の割合(住宅ローンや現金預金と比べ)が高くなりすぎないよう注意したほうが無難です。

 

なお(上記の例とは少し違いますが)、ひょしおんぬは30歳時点で35年ローンを組みましたが、「60歳時点でもローンが残っている」という計画に耐えられず、5年分繰り上げ返済しました。

これも穏やかに投資を続けるための、心理的負担を下げる方法の一つです。

 「投資による利益でローン返済を考えるのは最悪」

また、投資によって利益が出るコトを前提にしたローン返済計画を立てていては、破産する危険性があります。

 

例え現時点で配当金が100万円/年得られるとしても、その配当金を返済のアテとしたローンを組んでいれば、景気悪化により配当金による収入額が減少した際に致命的なダメージを負う危険性がありますので、投資成績と関係なくローンが返済できる計画としておく必要があります。

 

具体的にはサラリーマンであれば、労働収入のみで「生活費+ローン返済」が賄える状態にしておくことが最低限必要です。

 

さすがにいないとは思いますが、「借金をしてデイトレードをし、それによる利益で借金返済をする」と計画していては目も当てられません。

 

ローン(借金含む)を組みながら投資を行う場合は、安定収入が得られる状態であることが最低条件です。

 

「投資による期待リターンに過剰に期待しない」

稀に「年間20%を超える利回りを確実に得られます!」といった広告をみますが、記事冒頭に列挙した借金による金利からも分かる通り、そんな上手い話がないことは誰にでも想像できます。

(それが本当なら、リボ払い・消費者金融で借金しれでも投資します)

 

そんな投資先があれば、消費者金融も貸出業務を停止してでもその投資先にお金を投入することでしょう。

 

投資家はこういった知識を持ち合わせておくことで、怪しげな投資話に騙されることなく適切な投資先を選択できるようになります。

「株式投資」だけについて勉強するのではなく、幅広く教養を身に付けることで将来の資産形成に役立てましょう。

 

最後に

読者の皆様、あけましておめでとうございます。

2019年に本ブログを開始させてもらい、当初と比べると記事の公開ペースは落ちていますが、定期的に読んで頂いている読者のおかげで継続できています。

 

2020年は多少なりとも読者の役に立ち・心に響くような記事を目指して邁進してまいりますので、これからもよろしくお願い致します。

 

最近甘いものが食べられなくなって来たひょしおんぬでした。

  

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株価が上昇している今こそ慎重に行動することが求められます。

調子にのると痛い目を見るのはどんな物事でも同じです。

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それではまた。

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