サラリーマンの方は「自分の時給」をしっかりと理解して働いていますか?
それを理解せずに生活していると、お金の価値を理解できず浪費してしまうことに繋がりかねません。
今回は「これを買うために、自分の何時間分の賃金を支払うのか」をテーマにしていきます。
前提として「仕事=ストレス」として書いていきますが、そうでない方は「ストレス」という単語は無視してください。
また、サラリーマンであることの保険料や年金などの福利厚生で金銭面で得している個所はありますが、「手元に届くお金」基準で書いていきますので、そこは無視します。
よろしければ以下記事もご参照ください。
<目次>
「1時間の仕事(ストレス)に耐えて得られるお金は2,000円以下?」
まず、以下条件で時給をシミュレーションしてみます。
・手取り金額400万円(年収500~600万円くらい)
・月間180時間労働(年間2,160時間労働)
この場合「時給:1,852円」となります。
ひょしおんぬの直感的感想としては「少ねぇ・・・」です。
適当なレストランに入って家族3人で食べたら5,000円を超えることくらい珍しくありません。
その5,000円は自分が3時間働いてやっと得た金額です。
他の例えとして、3万円の冬物コートを買ったとすると、そのコートは「約16時間の労働」と引き換えに手に入れたことになります。
丸2日間働いて得られた報酬は「コート」だけで、1円も稼げていないということです。
セミリタイア目線でいうと「セミリタイア達成が2日以上遅れた(投資による期待リターンも消える)」ことになります。
そのコートにそれだけの価値はありますか?
なお、最近ひょしおんぬが古着屋で買ったビジネス用のコートは2,400円だったので、1.5時間分くらいの労働を対価に手に入れられたことになります。
良い買い物した・・・。
「自分の労働を対価としてモノを購入していることを知る」
上記で書いた通り「自分の時給」を知っていることで、「モノの価値」を「自分の労働時間」に置き換え、比較することが出来ます。
節約にはこれがかなり効果的で、多くの方は、このように比較することで「この商品高すぎる。買うのやめておこう」側に思考が移るのではないかと思います。
実際にひょしおんぬは、高い買い物をする際には上記のように考えることで、そのモノの価値が正当なもの(労働時間を対価とする価値がある)であるかどうかを判断しており、その結果無駄な買い物はほとんどなくなり、節約・貯蓄(投資)に成功しています。
特にセミリタイアを目指しているのであれば、「お金を使った分だけセミリタイアが遠くなる」ということを理解しておく必要があります。
その商品はセミリタイア達成を遅らせてでも手に入れたい商品ですか?
「家族間で意識を共有しておく」
また家族がいる方は、この考え方は労働者本人だけではなく、家族全員で共有しておく必要があります。
家族間で意識のずれがあると、買い物の際に要らぬ対立を呼ぶこととなりますのでご注意ください。
特に専業主婦や(バイト未経験の)子供の場合、お金の価値をしっかりと理解せずに「お金は毎月自動的に振り込まれるもの(待っていればお金が手に入る)」と感じてしまっている恐れがあります。
よって「この1,800円は1時間苦労して働いて稼いだもの。もし1,800円の無駄な買い物をしてしまったら1時間タダ働きしたことと同じだ」ということをしっかりと共有しておく必要があります。
「お金」を「何となく手元にある物(財布・口座に入っているもの)」だと考えずに、
「労働の対価として苦労して得たもの」だということを皆でしっかりと理解しておきましょう。
「商品の価値を計る」
欲しい商品を買うかどうか検討する為に商品の価値を計る際、「その他の類似商品の価格(値段)と比較する」ということがよくあると思いますが、それでは絶対値として高額な商品であっても「類似商品よりは安い」ことから「安い商品」だと勘違いしてしまう恐れがあります。
よって、商品の価値を計る際には「類似商品と比較する」のではなく、「自分の労働何時間が対価なのか」と考えて、自分の苦労(仕事量)に見合うだけの価値があるものなのかどうかをしっかりと考え、浪費することを無くしましょう。
また、例え定価5万円の商品を5千円の値段で買えたとしても、5千円分の利用価値がなかったのであれば、それは「無駄使い」です。
「定価」と「商品の価値」は一切関係ありません。
「今だけ特別に〇〇%オフ!」のような、定番で馬鹿な文句に惑わされないようにしてください。
「類似商品の価格」や「定価」を意識することなく、「本当の商品の価値」を自分の労働時間と置き換えて考えることで、無駄な買い物を避けることができます。
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サラリーマンがセミリタイアする方法を整理しました。
実際にひょしんぬはこの方法にてセミリタイアを手元に手繰り寄せ続けています。
本ブログのメインテーマとなる記事です。
平凡なサラリーマンがセミリタイアを実現する方法をまとめてあります。
その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。
それではまた。