ここ数年広がりつつある「ブラックフライデー」商戦が、今年もイオンやAmazon、ユニクロなどなどで開始されました。
「ブラックフライデー」という単語が「セール」を指していることは多くの方がご存じかと思いますが、今回は「ブラックフライデーとは何なのか?」について改めて記事にしていきます。
「ブラックフライデーとは」
ブラックフライデーとはアメリカの感謝祭(祝日)の翌日にあたる日を指しており、「11月の第4木曜日が感謝祭の日であるため、そのの翌日(2019年であれば11月29日)」gブラックフライデーとなります。
その日(日本は「その日の近く」が多いですが)は小売店での大規模なセールが実施されており、アメリカでは「1年間で最も売り上げが期待できる日」と言われています。
「ブラックフライデー」は、1975年頃から広がっており、ブラックフライデーには人が街中に溢れかえることから、仕事の増えることになるフィラデルフィアの警察が「黒(しんどい)い金曜日」と例えたことが語源です。
「ブラックマンデー(1987年の株価大暴落の日)」と似たような単語であることから、ブラックフライデーを「株価大暴落の日」と覚えている人がいますが、実際は上記の通りです。
(語源がネガティブな意味合いなのは同じですが)
「感謝祭とは」
現在のアメリカの感謝祭は「親族や友人が集まって大規模な食事会を行うための日」と
考えられており、日本でいう「お盆」や「正月」の雰囲気に近いモノがあります。
感謝祭の由来は、
1600年代にイギリスからアメリカに渡ったピルグリム・ファーザーズが、先住民(インディアン)の助けを借りて農耕などを成功させ、それを感謝しピルグリム・ファーザーズが先住民を招待して食事会を開いたこと。
と、言われています。
なお、アメリカ以外にも「感謝祭」は存在していますが、各国違った意味を持った「感謝祭」であることから、混同しないように注意してください。
「アメリカでブラックフライデーが最大級のセールである理由」
アメリカでブラックフライデーは正式な祝日ではありませんが、休暇とされることが多く、「感謝祭」「ブラックフライデー」「土日」をつなげて4連休となります。
ブラックフライデーでは「感謝祭の残りモノの一掃セール」や「4連休をターゲットにしたセールなど」など、人を呼びやすい状況を生んでいることから「最大級のセール」となっています。
「日本でのブラックフライデーとは」
上記で書いてきた通り、アメリカのブラックフライデーには歴史ある「感謝祭」からつながる意味のあるセールです。
しかし日本のブラックフライデーは、まず「感謝祭」がないことから分かる通りただの「便乗商法」です。
「便乗商法だから良くない」と言うつもりはありませんが、日常的に行われているただのセールと変わらないものだと認識しておいた方がいいでしょう。
日本の小売店では、ブラックフライデーを「アメリカで最大級のセールの日」とアピールすることで「うちでもすごいセールしてるよ」と客に誤認させようとしているケースが多々見られます。
商品価格が落ちていなくても「セール」と言いながら売れば、実際に売れるのでしょう。
「日本のブラックフライデーは今後に期待」
現時点での日本のブラックフライデーは、比較的大規模に行われる年末年始のセールと比べるとまだまだ規模が小さいと言えます。
しかし、これがどんどん広がっていけば、ブラックフライデーでセールを実施しない小売店は置いて行かれる(自店の売り上げが落ちる)ことになりますので、追従せざるを得なくなります。
逆に追従する企業が出てこなければ、先行してブラックフライデーセールを行っている小売店は「普段より少しだけ値段を下げるだけ」で売り上げを伸ばすことが出来ます。
セールでは競合が発生することで、各社が割引率を上げざるを得なくなります。
今の流れだと、今後ブラックフライデーはじょじょに規模を広げ、「ブラックフライデーから年末年始のセールまで」を続けて、1か月超に渡るセール期となるのではないかと想像できます。
(それが良いかどうかはまた別の話です)
ただし、現時点ではそれ程大きな規模でのセールとなっていないため、「アメリカで最大級のセールの日」という勢いだけいい文言に惑わされることなく、商品価値と値段を冷静に比較し、無駄な買い物をすることがないようご注意ください。
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それではまた。